石のつまった部屋★O.S (ページ19)

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男性「なんですか？」

○○「これを入れられたのは、どこの誰でも出来ないんですよ。

そこまで、この館長さんと仲が良くっても。

なぜなら、他の皆はここで営業している方なのだから。

この脅迫文を入れたのを前に入れたとしたら、アリバイは作られる。

そうすれば、貴方は容疑者から除外された。

でも、それを見破られた。…彼女さえ現れなければ。

…もう、逃げ道はありませんよ？」

す、すごい…

男性「…っ」

男性は、その場から崩れおちてしまった。

★★★★★

事件の依頼をしたクライアントと会う○○。

クライアント「いやいや、あんな難解な偽装を見破ってくれただなんて、

さすが○○先生です！」

と、絶賛するクライアント。

○○「いえいえ、また何かお困りのことがありましたら。

仕事は大きい、小さいで選ばないのが私の主義なのですから」

と、大野と一緒に居る時と真反対の言葉を言う、営業トークの○○。

★★★★★

その場を離れて、大野に

○○「ちっちゃな仕事は一切受けないで！いい？」

と、言い聞かせている○○。

○○「それと、アイツには報酬の話をしないとね。もう、面倒…」

O「それにしても、神埼さんはすごかったですね！」

と大野が言うと、

○○「ただの変人でしょ」

O「お疲れ様でした」

と、○○と大野。

★★★★★

その頃、神埼は。

A「…」

一人石を削っていた。

カチン

と、石が削り終わる音がした。

A「…ﾆﾔﾘ」

★終わり★