石のつまった部屋★O.S (ページ2)

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智「あ、はじめまして。○○相談所の大野智と申します」

クライアント「今回の話は、ちょっと○○先生に相談で…」

智「と、言いますと？」

クライアント「私の知り合いが、美術館を営んでいて、その美術館の中の

物が1個割れて、偽物を作ったそうなんです…」

へぇ…

クライアント「ですが、そのことは誰にも言っていなかったそうなんです。

ですが、どこからか情報が漏れてしまい…

脅迫状が送られてきたんです。

「この事をバラされたくなかったら、偽物を持ってこい。

その代わりに、本物を渡してやる」

って書いてあったんです。

ですが、偽物がどれか分からなくて…

○○先生のお力を借りて、なんとか見つけてほしいのですが…」

そうなんだ…

智「…」

★★★★★

○○「何で、そんなヘンテコな依頼を受けてしまうのよ！」

智「いや、でも…相手側の気を悪くしちゃいけないって…」

○○「だからって！私は、そんなどうでもいい依頼専門じゃないの。

ましてや、偽装工作を見つけるだなんて…

それぐらい、自分で見つけろっつの！」

智「それは、分かっています。でも…」

○○「でもじゃない！とにかく、今から断りに行ってきて」

えっ…

智「でも…」

○○「それじゃあ、急すぎたわね。後ででいいから、とにかく、

今はこっちを手伝ってちょうだい」

智「はい！」