黄色の笑顔に答える日 (ページ7)

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(ﾎﾟｷﾎﾟｷ)

岩 …あ､

(LINE)

『今日はありがとうございました』

岩｢当然､大丈夫だった?｣

『無事帰れました』

岩｢よかった… いつからあーなの?彼氏｣

『2ヶ月くらい前からですかね｡』

岩｢ケンカ？｣

『そんなとこです』

岩｢そっか､別れらんないの？｣

『んー…まだ、気持ちの整理ついてなくて』

岩｢ふーん｡俺と付き合わない?｣

『え？』

岩｢俺と､付き合ってください｣

『…ごめんなさい､彼氏いるので…』

岩｢…ですよねー｣

はぁ､と大きなため息が出る
勢いに任せて言ってしまった｡
どうしても守りたい､そばにいたい｡

『ジャニーズの文集砲喰らいたくないです』

その言葉がなぜがどうしようもなくつらかった｡
俺が今彼氏だったら､堂々と歩いて家まで送れたのかもしれない
怖い思いをさせなくて済んだかもしれない｡
あの場で引いた自分が情けなかった｡

岩｢気持ちの整理ついてないとこ申し訳ないけど､
俺はAちゃんのこと好きだから｡

なんかあったら連絡ちょうだい？｣

『お気持ちだけ受け取っておきます』

岩｢ん､わかった｣

『おやすみなさい』

岩｢おやすみー｣

ん? これ引いてませんか?
うわーもうやった終わった｡いっつもこれ｡

でも思い伝えれたし｡

これで少しでも意識してくれないかなー…

Aside

…ん?

(トーク見返す)

…｡やっぱそうだ｡()
え､あたし告られたよね？

(トーク見返す)

うん告られてるね｡
え､唐突! すごく唐突! 昨日会ったばっか!
あー世の中のスピード婚ってこうやってなってるんだなー()

呑気なことを考えていると

(ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ)

家のチャイムが鳴る

オートロックから聞きなれた声が聞こえる

薫 Aー!! 来たよー

『いや声デカ(笑) 開けたー入っていいよー』

(ガチャ)

薫おじゃましまーす！