黄色の笑顔に答える日 (ページ16)

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Aside

『もー調子乗るからじゃん！！』

渡お前に言われたくなーい

いつものタレ目に拍車がかかり

トローンとした目で私のおでこに激弱のデコピンを喰らわす

『あーぜーんぜん痛くないわ､ダメだこの人｡』

岩待ってどーすんのこの人(笑)

渡泊まるー

岩もーーーーーー

なんて言いながらちゃっちゃかと

お泊まりセットを用意する岩本さん｡

慣れてるな｡さては翔太くん常習犯か？

と思いながら彼がせかせか動く姿を見ていると

岩 Aも泊まる？

と微笑む｡

『い､いや… か､帰る帰る｡タクシー呼ぶから！』

岩ははっ冗談だよ｡(笑)

タクシーを呼ぼうとするとマネージャーから電話が｡

『(ﾋﾟｯ) はーい？』

マ「あ､A？まだ起きてた？よかったー｡

今日預かっててって言われたロッカーの鍵！

持ってきちゃって､家届けていい？」

『あー今家いないよ？』

マ「え!? 嘘でしょどこいんの!?」

『あーーー… 友達んち？』

マ「んもー迎えいくよぉなんで言わないのよー

タクシー呼ぼうとしてたでしょ」

『悪いかなーと思って(笑)』

マ「なわけないでしょ？でどこ？」

『えっとねぇ…』

場所を伝え､電話を切ると翔太くんの介抱を終えた

岩本さんがこちらに歩いてきた

岩「タクシー呼べた？」

『うん！呼べたよー』

岩「そっかー残念｡んじゃ､またおいで｡」

『わかった｡今日はありがとうございました｡』

岩「いいえこちらこそ｡」

『じゃ､また｡』

岩「うん｡」

ﾊﾞﾀﾝｯ

はぁ､と少しため息を着く｡

事実上で湊斗と別れたばかりだが､

岩本さんにだんだん惹かれる自分が嫌なほどわかる｡

マ「ねぇ､ここさ｡」

『わかる何も言わないで｡』

マ「えーちょっと待って聞いてないんですがー」

『もー､後で説明するから今日は勘弁して色々あったの！』

マ「はぁあーーいいなー青春かー」

『お母さんみたい(笑)』

マ「待ってそれはお母様に失礼だ｡」

『(爆笑)』

スペック

美佐子 (38)

Aのマネージャー既婚子供はいない

Aを自分の子供のように可愛がっている｡
なんかもう過保護｡すごくノリがいい

ちなみに届けるはずの鍵は忘れた｡