黄色の笑顔に答える日 (ページ15)

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Aside

岩大丈夫？

『は､､､ごめんなさい｡』

岩大丈夫｡息吸って｡俺隣にいるから｡

『うん｡』

渡頑張れA

そうだ｡私には友達がいる｡

守ってくれる友達が｡この人にもう､縛られたくない｡

少し深く息を吸い､モニターに立ち直る｡

『……湊斗？』

湊あ､A｡遅いよ｡早く帰ろ？

『… 湊斗｡もう､私の事付きまとわないで｡』

湊 … え？

『… 別れよ｡』

湊 …は？なんで｡まだ怒ってんの？

『怒ってないし､初めから怒ってない｡』

湊だったらなんで？

『もう好きじゃないから｡』

湊え…。なんで､お前俺の事大好きって言ってたじゃん

『… それいつの話？仮に好きだったとしても

こんな長い時間付きまとわれたら嫌いにもなるよ｡』

湊 …… 初めて､知った｡そうなんだ｡

でも､お前が俺をほっとくから､暇つぶしてただけで

ほんとは俺だって､お前と遊びたかったんだよ？

『だったら人に “芸能人の知り合い”って言いふらさないよ｡』

湊え…

『全部友梨奈から聞いた｡友梨奈にも言いよったらしいね｡』

湊いやそれは…

『あたしじゃ満足できなかったらもうよそ行ってよ｡

あたしにも､湊斗はもう必要ない｡』

湊 ………わかった｡ごめん｡ Aがそんなこと

考えてたなんて知らなかった｡

…… 俺のこと構わないお前なんてもう必要ねぇよ｡

じゃあな｡

帰る彼の後ろ姿をモニター越しに見ながら

あぁ、これが彼のほんとの姿なんだろうな｡そう考えた｡

それと同時に､もう彼に付きまとわれなくて済む｡

解放される｡全身の力が抜け安心から涙が溢れた

振り返ると

岩よく言った｡えらいえらい(ﾆｺｯ)

と､大きな手で撫でてくれる｡幸せだ｡

渡よし！Aが成長した事だし！

仕切り直そーぜー､あ！たこ焼き焦げてる！

岩うわっ！最ｯ悪！！洗うのめんどくせーじゃん！！

さっきの重たい雰囲気を吹っ飛ばしてくれる2人に救われ

また再開し､結果翔太くんがなんか潰れた｡