作戦会議 ページ22
「ひとまず、一番手っ取り早くAさんが自由になる方法は離婚なんですが……する気はないでしょう？」
「もちろん！」
「あんな人のどこが良いんだか、私にはさっぱり分かりません」
「あー！私の前で夫の悪口を言うことは、お隣さんでも許しませんよ！」
「すみません」
バツが悪そうに謝り、お隣さんは飲み物に手をつけた。
合わせて私もデザートを口に頬張る。
「そうだ、Aさん。働いてみませんか？」
「働く？」
「そうです。いきなり完全に自由にすることはあの人も許さないでしょうが、あの人の知っている固定の職場で働く位ならAさんの行動は縛られますし、Aさんは少しの間ですが自由に動くことができます」
「でも私、稔さんと結婚してからずっと専業主婦だし……雇ってくれる会社なんてあるかな？」
「専業主婦も、仕事によっては強みになるんですよ。例えば、調理員とか。もし働く場所が見つからなければ、私の秘書枠はいつでも空いてますよ」
「そこまで迷惑かけるわけにはいかないよ……けど、ありがとう。私ができそうな仕事、探してみる」
「全く迷惑ではありません。私も仕事探し、手伝います」
早速スマホに仕事探しのアプリをダウンロードし、私に合った仕事を探し始めた。
途中で昼食を取り、追加で頼んだ飲み物が空になった頃には、空が夕焼け色に染まっていた。
おおよその目星は付き、目が疲れたためスマホを机に置く。
「そろそろ、帰りましょうか」
「そう、だね……」
稔さんに会えるのは嬉しいけれど、若干の恐怖は拭えない。
怒った稔さんは、とてつもなく怖いからだ。
「Aさん、無理してあの人に会わなくてもいいんですよ？」
「大丈夫、覚悟は決めたから」
稔さんに何を言われても、私は変わるって決めたんだ。
心配しているお隣さんに、精一杯大丈夫だとアピールする。
私の気持ちを分かってくれたのか、お隣さんは私の隣に並んで歩みを進めた。
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ときあと(プロフ) - 雪さん» ご指摘ありがとうございます。少しずつ修正していこうと思います。今後も是非読んでいただけると嬉しいです。 (3月10日 22時) (
レス) id: 26b0244867 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 物語読みました。 読んでいて思ったのですが。。。 台詞の間(行間隔)あけてはどうでしょうか？ 行間隔が詰まっていると何だか読みにくいので。。。 (3月10日 22時) (レス) @page2 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
ときあと(プロフ) - みつ丸さん» 冷静になって考えたら、自宅に監視カメラ付けてるのって相当ですよね…(汗)応援ありがとうございます！ (3月1日 20時) (レス) id: 26b0244867 (このIDを非表示/違反報告)
みつ丸(プロフ) - ドラマのお陰で、理事長=監視キャラのイメージがありますよね(笑)連載楽しみにしております！ (3月1日 20時) (レス) @page4 id: 8f46f7c20d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ときあと | 作成日時：2024年3月1日 18時
