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「どうやって私の家の住所知ったんですか?」
な「そりゃあもちろん、ホスト部はあの学園の‘’顔”と言っても過言ではないからね〜」
「それとどう言った理由が繋がるんですか?」
じ「先生落とせばイチコロやねんで?」
「なるほど、不正を働かせたという事ですね」
さ「不正だなんて人聞き悪ぃな」
る「部員の事を部員が把握出来なくて、何かあったらどうするんですか?」
どうもこうも無いだろう
そもそも情報漏洩する学校も学校だ。
そしてこのホスト部員の脅威…恐ろしい。
こ「Aの家もわかったし美味しい紅茶とクッキー食べたんだから、そろそろ遊び行かない?」
美味しかったんだ…
それはそれでよかったな。
「用が済んだならどうぞお引き取りください?」
り「何言ってんの?Aちゃんも一緒だよ!」
「私も!?」
な「寄り道で来たわけないでしょ?じゃあ行こっか!」
「待ってください!行くなら着替えてきますから…」
断っても無理やり連れて行かれるだけ、
そう確信した。
先に外で待っててくださいと伝え、
自室に行きワンピースを着た。
部屋のドアを開けると、
リビングで部長が窓の外を眺めていて
「部長、先に待っててって言ったじゃないですか」
じ「ちゃーんとエスコートせな。ええ男の礼儀ってもんやろ?」
「は、はぁ…」
食器を水につけて
バッグに必要なものを入れて準備は完了
「お待たせしました、行きましょう」
じ「おう!っと、その前に」
頭に先輩の手が被さり
スーッと私の髪を撫でる。
じ「ウィッグも似合っとるけど、何もつけてないこの髪はもっと似合ってて、綺麗で、可愛いで」
そうだ私…
今日は休日だからウィッグ付けてなかった
他の皆が何も言わないから気にしてなかったけど
何だか妙に気恥づかしい。
「揶揄うのやめてください!」
じ「別に揶揄ってへんで〜?正直に言っただけやで」
正直嬉しかったという感情は、
心の奥にしまっておく事にした。
一方、部長以外の男の子たちは…
な「(お休みの日だからウィッグつけてないとは思ってたけど…!)」
る「(まさかあんなに長かったなんて…)」
り「(あの綺麗さは反則でしょ〜…)」
さ「(バカ可愛かったな)」
こ「(僕ショート派の筈なんだけど…可愛かった…)」
気にならなかったわけじゃ
なかったみたいです。
メリークリスマス!(時差がすぎる)
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作者名:プランクトン | 作成日時:2020年12月16日 23時