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△勉強したいだけなのに/sideYou ページ3

「第三講義室…ここなら空いてるでしょ」




少々重たい扉を開ける。




「「 いらっしゃいませ 」」




扉を開けきって声の方に顔を向ける



男が、6人。






「…は?」





な「珍しいお客様だね」

り「寧ろ男の子って初めてじゃなーい?」



物腰柔らかい人と
ぬいぐるみを抱きしめている小さい人



こ「え、そーゆー趣味…?キッショ」

る「僕も男の接客はちょっと…」



何も知らずに軽蔑の目を向ける
特徴のある声の人と、
容姿と声にギャップがある控えめな人



さ「ま、いーんじゃない?男女問わず俺らのこの美貌に魅了されて来てくれたんだろうし。な?部長」



俗に言うイケボで大人びた人



そして





じ「せやな、お客様はお客様や!ちゃーんとおもてなしするんが、ホスト部の務めやろ?」



そう言いながら近づいてくる
関西弁の、先程のイケボとは違った
系統のイケボの人




じ「どんなキャラがお好みなん?

優しい系?

大人系?

かわいい系?

やんちゃ系?

弟系?

それとも_____」







腰に手が回され、
骨格を指でなぞられる。



じ「この、セクシーな俺にしとく?」

「ひぃ〜…!!ちっ、近いです!!!」

じ「うわっ!」



相手を勢いよく押し返して、
その反動で自分は後ろに倒れそうになり…




______ガッシャン!!!



「へ!?!?」



さ・り「あぁ〜あ」



どうやら自分は花瓶を割ってしまったらしい。



じ「怪我はあらへん?」

「す、すいません!弁償は…!」

こ「それ、いくらすると思ってんの?」

「いくらって…」

な「君もしかして、転校生の海王Aさん?」

る「噂の庶民ですか?」

「待ってください、噂って何ですか」

り「それより!その割った花瓶どうするのー?」

な「来月の資金源にするつもりだったんだけど…」

さ「それ、諸々含めたら600万すんぞ」

じ「ルノイの花瓶やからな」

「ろっぴゃく…まん…?」

な「まあ君みたいな“庶民”には在籍中にこの額を払うなんて到底無理だろうね」





めちゃくちゃ庶民を強調された

そんなに物珍しいもんなのか…



「じゃあ自分、どうしたら…」

る「郷に入っては郷に従え」

「は?」



突然何を言い出す




こ「無理なら体で払ってもらうしかないでしょ」

「体って…」

じ「あんまりこんな言い方するんは気が引けるけど…今日から君はこの部の雑用係や!」









雑 用 係 ?

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作者名:プランクトン | 作成日時:2020年12月16日 23時

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