相思 ページ22
『ただいま〜』
パ「お、サンキューなA。憂太もワリィな」
真「Aサンキュ」
狗「ツナツナいくら〜」
『はーい』
ほとんど乙骨が買ってくれたんだけど、
"みんな文句言いそうだから僕が払ったの内緒ね"
なんて言われたから、仕方なく三人に空返事をする。
レジ袋から一個一個アイスを出した。
........乙骨、ストロベリー買ってくれてたんだ。
パ「俺バニラ貰っていいか？
このストロベリーと抹茶ってお前らのだろ？」
『いや、好きなの選んでいいよ。
あんまり気にしないで選んだし。』
..... お互いを想像して買ったのには
違いないんだろうけど。
結局、バニラが全部なくなって
ストロベリーと抹茶が一つずつ残った。
なんとなく恥ずかしかったけど
右にいる乙骨に抹茶を渡して、
大好きなストロベリーを食べた。
解散した後、
自室のベッドで今日のことを振り返る。
＿＿＿＿普通に、まだ好きなことバレただろうな。
.....それでも離れようって言い出したのは私だ。
名前のつけられないこの感情をそのままに、
ベッドに身を沈めた。
『........あ"っっついな』
朝が来るのが早く感じる。
長袖の制服を着て、スカートと黒のタイツを履く。
『..行くか』
お昼の12時過ぎに高専を出て、
東京駅付近の、廃ビルまで向かう。
途中のショッピングモールで、すごく可愛い
ルームウェアの広告が目に入る。
夏の新作.....めっちゃ可愛い。
帰りに買おうかな。
薄暗い廃ビルの階段をあがる。
いる。
気持ち悪い......ゲジゲジみたいなやつが。
グリンと振り向いたかと思うと、
なにかを撒き散らしながら私に飛び掛かってくる。
それを避けながら、
黒く汚れてくすんだカーテンを一気に開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももちゃ - いやぁ、いい小説やぁ､､、 (2022年12月18日 19時) (
レス) @page6 id: 8be011992d (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 今作も最高に最高な作品でした〜！！！！！ありがとうございます、、、、 (2022年7月25日 15時) (レス) id: 2b6b2b0610 (このIDを非表示/違反報告)
春風いちご - ああもう最高、早く小石さんの宗教作りません？ (2022年7月4日 20時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
chimuko(プロフ) - ほんと毎回天才すぎませんか、私もう小石様の書く乙骨しか見れません大好きです……これからも更新頑張ってくださいいいい応援しております(；；) (2022年7月3日 15時) (レス) id: 0efb2643b6 (このIDを非表示/違反報告)
げろ(プロフ) - うわ最高すぎます。これからも更新頑張ってください！！ (2022年7月2日 14時) (レス) id: b9f8def78a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小石
| 作成日時：2022年6月26日 3時
