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勝機 ページ33




乙「.....祓ってないよ、早く呪力操作覚えて」


な ぜ 祓 わ な い ??

祓える力がありながら微妙に加減して生かすの

い み わ か ん な い でしょうが!!!


『....アイ』

 
ギグエッ グェェエギャッ



ジャギッ バキバキバキ

逃げながらさっきの乙骨を思い出す。
意外と、手自身ってよりも、少し前で吹き飛んでた。

前、、前か。。


『ん?あぁ。あぁ、こうゆうことだったの』

何度か血管が沸騰しそうな痛みを耐えて
私は、手に呪力を纏うことにようやく成功した。

『これを、、外に!、、脚にはこうか』

ギエェェェェ ジャギジャギッ

鎌を避けながら、呪力の塊を外に押し出したり
脚に纏ったりする。


いける。


スピードのないカマキリ野郎の背後をとって、
尾みたいなやつから走って飛び乗る。


よし。いけるぞ。


頭上に呪力の塊をうちこめば、祓えるんじゃないか。


『ッッッハァ......迷惑かけやがって..ぇっ??!!』

 
ギェェェェェェギャグェ


こいつ飛ぶの!?

揺れてバランスを崩し、
うまく頭に呪力を打ち込めない。
 
一旦おりなきゃ、振り落とされる!!


カマキリの頭から飛び降りて受身をとった。

少し飛ばされて、固い石の参道を転がる。

 
『ッッ最悪 ゲホッ』


起きあがらなきゃ。。まだ祓ってない。

右膝をたてて立ちあがろうとする。




 

ザシュッ!!!!!!パタタ









『ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!』



切られた。痛い。



立ちあがろうとした時、すでに振りかぶられていた
鎌を避けるため、たてた右膝を浮かせて左脚で後ろに
下がるよう地面を蹴った。



うまく避けたと思っていたのに。

左の太腿の内側、膝から三十センチくらい。
人生でこんなに切られたの初めて。

太い血管があるのか、血がドクドクでてくる。
もう嫌だ。痛い。







もう、いいかな。


内股に座り込んで手を下ろす。


あのお年寄りの方も、巫女さんも、逃げたよね。




真希や棘、パンダ、新しく出会えたみんな。

それに、呪霊の三人。

ごめん。カマキリ野郎に、殺されます。



『なんか上手く生きられなかったなぁ』



ふと溢れた言葉に、死を覚悟した。









 



 

 

負け続け→←決めたから



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痛い奴(プロフ) - 面白そう…… 更新楽しみです(*^^*) (2022年6月14日 3時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
心配ちゃん - ナナナなんだこの神作品。。。更新頑張ってください! (2022年6月13日 22時) (レス) @page6 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小石 | 作成日時:2022年6月13日 19時

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