キャパオーバー ページ30
こわい。怖い。言えない。
でも、あの子たちはいい子なんだ。本当に。
溜まってた思いで泣きそうになる。
オッコツは私の様子を見ながら話を続けていく。
こわい。もう嫌だ。どっかいけ。やだ。
乙「"僕や五条先生という人間"を殺したいとは
思ってないはずなんだけ.....ド_____
『 (嫌だ。やばい。泣く。)』
ッッッッッあ〜〜〜〜!!ごめん!ごめんね。
本当にごめん。違う。泣かせようだなんて
そんなこと....うわ..チガウンダほんとにごめんね。」
『別に泣いてない』
涙が落ちてないでしょーが。目元に収まってんだよ。
この無自覚尋問野郎。
乙「ごめん。。ごめん。本当にちょっと一回忘れて
欲しい。ごめんね。嫌な気持ちにさせたかった
わけじゃないんだ..ウン...ホントニ.....ごめんね」
涙がこぼれないように目に力をいれるのと睨み
つけるのを並行しながら行う私。
それを一ミリも気にせずに私の頭を撫で続けるオッコツ。
不思議とまた涙が溢れそうになった。
乙「エ"ェェ!?ナンデ!?うわもう僕...ほんとに、
ほんとにごめんなさい。。。」
撫でるの早くすれば泣き止むわけじゃねぇんだ
オッコツさんよぉ。
それより、オッコツの喋り方が私がビビってる時の
それで面白かった。
『ふふ.............ねぇ抹茶』
乙「え....笑っテ........ハイ!!抹茶!!!」
残りの乙骨の抹茶フラペ全部飲んでやった。
呪霊の友達がいるんだって、言える時が来るんだろうか。
『え、ここ。。』
乙「きたことある??」
『うん。一回だけ』
あの子たちと、彼氏祈願で来た気がする。
あれ、いい男祈願だっけ。
にしても、
『人多いな』
子供が亡くなってるんだから、人は寄り付いてない
のかと思ったら、むしろ野次馬みたいな人で溢れてた。
..............面白がってきている学生もいる。
こんな人間たちを助けているのか。
乙「........いるね」
『うん』
"準一級程度らしいから"と伝えてきた乙骨は、
どこか他人事のように見えた。
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痛い奴(プロフ) - 面白そう…… 更新楽しみです(*^^*) (2022年6月14日 3時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
心配ちゃん - ナナナなんだこの神作品。。。更新頑張ってください! (2022年6月13日 22時) (レス) @page6 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2022年6月13日 19時