亡くなった患者さんの部屋 ページ14
〜301号室〜
(コンコン
玲於「どうぞ?」
ガチャっ
ドアを開けると、玲於が窓の外を見ていた
玲於「君は.......誰?」
剛典「今日から実習生としてきた岩田剛典です、一応さっきも説明したんだけど......」
玲於「そうなんだ、ごめん?また忘れてしまって......」
剛典「いや、気にしないでいいです、それよりも玲於......小さい鍵を持っていませんか?」
玲於「鍵.....?ごめん.....全然わからない.....」
そうだよな.....玲於は数分でいろんなことを忘れるから鍵の場所なんて覚えてるわけないか.....
玲於「あっ!もしかしたら......」
剛典「ん?何か思い出したか?」
玲於 「うん......僕よくいろんなことを忘れるの......大事なものや必要なものは全部、隼に預けているの」
剛典「隼にか?」
玲於「おかしな人だと思うけど......僕よりは管理をしっかりしてるから......。もしかしたら隼が持っているかもしれない」
剛典「わかりました!じゃあ隼の所に行ってくる!!ありがとう!!」
玲於「うん、バイバイ」
俺はそう言って玲於の部屋を出た
玲於「.......もうそろそろかな」
玲於は窓の外をじっと見た
玲於「もうすぐ会えるね......」
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〜302号室の前〜
剛典「っ......!!」
俺はフト、302号室の前にとまった
確か302号室は.......この前死んだんだよな?
部屋に入ってみたけど机の上とか見てなかったな
(ガラッ.....
俺は病室の扉を開けた
剛典「.......!!これは.......日記か?」
机の上には日記がおいてあった
でも世界は、日記を書いているのは涼太と大樹と直人だけだって言ってたけど......
俺はページをめくった
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今日から日記を書く
別に哲也さんに頼まれたからじゃない。
ただ書きたくなったから
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作者名:エレオノール x他1人 | 作成日時:2017年10月15日 0時