怖くない ページ12
世界「もしかして探してですか.......？日記」
剛典「えっ！？なんでそれをっ！？」
世界「やっぱり.......」
やばっ......完全にばれちまった！！
剛典「頼むっ！！このことは.......」
世界「大丈夫です、別にみても平気ですし」
剛典「え......？」
世界「患者も、気にしないと思うよ？」
剛典「そっ...そうなのか.....よかった.....」
まじで焦った......
世界「あと、陸は日記書いていません」
剛典「えっ......？ここの患者はみんな殺人鬼を観察して日記に書いているんじゃ......」
世界「それは特定の人だけです、陸はメンタル的に不安定だからやらせないようにしています、ちなみに観察を任されてるのは涼太君と大樹と直人の３人だよ」
大樹「直人?」
世界「３０４号室の人ですよ」
剛典「３０４号.....あぁ！！」
あのオカマみたいな口調をした人のことか.....
そういえば名前、聞いていなかったな
剛典「そうなのか.....」
世界「...........気になりますか？」
剛典「え......？」
世界「殺人鬼のことです......」
そっ....それはもちろん.....
剛典「気になるだろ......これだけ噂になってるし........」
世界「......知っても後悔するだけですよ....」
剛典「なんか言ったか.....？」
世界「何でもないです......」
そう言って世界が部屋を出て行こうとした
剛典「ちょっと待てよっ！！お前ら.......怖くないのかっ！？」
世界「怖い......？」
剛典「殺人鬼が.....この病院にいるんだろ！？そいつは人殺しだから.......このままここにいたらお前らまで殺されるかもしれないんだぞっ！！」
世界「..........」
世界はゆっくりこっちを向いて.......
世界「怖くないです.......」
剛典「.......！！」
世界「僕だけじゃない........ここにいる患者も、みんな怖がってなんかいないです」
そう言って世界は病室を出て行った
剛典「なんなんだあいつ......」
何で殺人鬼がいるのに.......平然としているんだ？
俺もそのまま病室を出た
作者から
USAさん、ご結婚おめでとうございます！！
ご幸せになってください！！
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作者名：エレオノール x他1人 | 作成日時：2017年10月15日 0時
