癖を捻じ曲げてくる人間2 ページ9
そして何よりも伊瀬谷さんと男性声優陣の絡みが好きすぎた。
男友達特有の雰囲気を出しているわりに相手の男性声優たちがしっかり相手を恋愛対象として意識してる感じがアオハルで最高なんだ。
仲村さんがゲストの回はきゃっきゃきゃっきゃ昔の話をしていて聞いていてとても笑顔になるのだが、「可愛い」となると同時に「でもこの二人別れたんだよな…」となってしまい一人で萌えと複雑な心境の間で板挟みになる。
そこで私が定期的に切り抜きを見るのは吉野裕行とのやりとりだ。
ナンバーワン鈴村夫妻感がすさまじい。なんといっても伊瀬谷さんが所々一歩引いているわりに吉野さんがかなりデレているのだ、鈴村さんほどではないが、ほかに人がいたとき伊瀬谷さんと他とで声色の違いがあからさまなので、聞いていてニヤニヤしてしまいう。
そして、なんだかんだいって伊瀬谷さんは吉野さんに甘えているので、それはそれは尊いのだ。
一番好きなやりとりは「Aこの間写真集出したじゃん」「うん」「アレ買ってみたんだけど」「あ、マジ?ありがとうよっちん大好き」「可愛い、もう一冊買う」「ちょろいな」「俺あれの短パンが好き」「…きも」「引くなよ」「会うたびに吉野に対してセクハラおやじって思ってる」「あっはっはwww」である。
これにすべてが詰まっているといっても過言ではない。
日常生活でもこんなこと言われてるんだろうな…でも伊瀬谷さん吉野さんのことゲストに呼ぶんだな…大好きじゃん…と思ってしまうのだ、オタクだから。
そんなことを考えていると、ラジオの音声が脳に響く。
「でもA俺のこと好きじゃん」
「顔と声は好きだけどお前の中身は好きじゃないしお前に関してはスタッフが勝手にオファーかけてるだけだから」
このやりとりで思ったのだが、伊瀬谷さんは「お前俺のこと好きだろ」という少女漫画のようなセリフを言われることが多い気がする(主に同じ人物から)のだが、
本人が言うことの方が多い気がする。乙女ゲームで伊瀬谷さんが演じるキャラが比較的そのようなセリフを言うことが多く、伊瀬谷A自身もそこそこ言っている。
ちょっといたずらっぽく「でも好きでしょ?」と仲村さんに言っていたのをきいたときは惚れるかと思った。それくらに破壊力がすさまじかった。
これが真のガチ恋製造機かと感心した。
「またゲストよんでね」
「ぜってぇヤダ」
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作者名:志賀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sab
作成日時:2023年3月27日 18時