プリ○ツしか食べられない人間 ページ39
※地の文が存在しない
「ポッキー&プリッツの日だからポッキーゲームしよ♡なんてこという柄じゃないんだよ、分かってんだろお前らも。なんだこのポッキーとプリッツ。」
「ポッキーを揺らすな。折れるぞ。」
おうおうおうおう。とオットセイよろしく威嚇になっていない威嚇をするAに林勇が制止の声を投げかけた。
「久しぶりだね、勇くん。」
「普通挨拶って先にするよな。てか勇くんやめろ。」
挨拶を終えると、林はAに「自由だなこのラジオ」と若干呆れともとれる表徐を浮かべて言う。
ゲストに来た人間から定期的に送られるその言葉に、Aは慣れた様子で「みんな言う」と笑うと、それじゃあちゃちゃっとコーナー行こうか、とペラペラと台本をめくった。
「本日のゲストは初登場のこの方。」
「林勇です、よろしくおねがいしまーす。」
予定よりワンテンポ遅れて挨拶をすると、Aは台本に従って進めていく。かれこれ5年近く口にしているラジオの説明は、わざわざ見ずともスラスラと言葉が出てくる。
「本日は11月11日ポッキー&プリッツの日ということで、今回はポッキーやプリッツを存分に食べながら進めていくらしいです。
私はプリッツ食べるから勇くんポッキー食べて。」
「何でだよ。」
「私さー、カフェインに弱いってのはちょくちょく言ってるんだけど、調べたらチョコも駄目らしくてさ。すぐ具合悪くなるんだよね。」
「不便すぎない?逆にそれ何食べたらいいんだよ。」
「まぁ、全く駄目なわけじゃないから。
私ポッキーはいちごのやつが好きなんだけどさ、最近はでかいやつでしか見かけなくて仕方なくでかいの買うのね?
そしたら原稿しながら食べるせいで一気に食べちゃってこの間吐いてさ。
一定値超えたら駄目っぽい。」
「…お前バレンタイン大量にチョコ貰うよな?どうしてんの?」
「ゆっっっくり食べるんだよ。手作りは受け取れないから市販のみだし、みんな私が好きなお菓子送ってくれるからチョコはそんなにない。」
「そっか、沙織のファンって…あの…ユニークで愛情が深い方が多いもんね。」
「オブラートに包んでくれてありがとう。」
@_
勇くんとAちゃんの絡み最高だった!
@_
【速報】伊瀬谷の林勇さんの呼び方は「勇くん」(嫌がられてる模様)
@_
どうして男性声優のファン(女性)は伊瀬谷に対してハート飛ばすんだ
@_
年上でしっかり先輩な相手に伊瀬谷がタメ語&くん付けって何がどうしてそうなったんだ
とあるいとこの嗜好事情→←⚠️fa○tia一覧※追加情報あり(2/3)
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作者名:志賀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sab
作成日時:2023年3月27日 18時