《最強逆トリップ》 9 ページ28
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『……夢』
「…では、なさそうだな」
気づけばいつものベッドの上。
だが、隣で寝ていた零さんの手には、俺が買った黒いキャップがあった。
コナンと赤井さんはこの場にいないが、おそらく2人も戻ってきて、今頃不思議な感覚に陥っているんだろう。
「…まったく。お前といると、不可思議な体験ばかりだ」
身を起こす零さんに次いで、俺も体を起こした。
『……まさか、もう一度あいつと話せるなんてな』
最後、俺だと認識させてしまったけど…大丈夫だろうか。
幽霊か何かだと思ってくれていればいいんだが…。
「尊敬されてたな。真白警部」
ぽんぽんと頭を撫でてくる零さんに、気恥ずかしさが込み上げる。
『……でも、元気そうでよかった』
俺がいなくても大丈夫だと思ったのは本当だ。
今回はイレギュラーな事件だったが、あいつらだけでもう大丈夫。
『…さ。朝ごはん食べよ。なんかすげぇ腹減った』
起きたばかりなのに、1日動き回っていたかのような疲労感だ。
枕元に置いてあったスマホには、コナンと赤井さんからそれぞれ戸惑いのメッセージが届いていた。
Fin
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澪々(プロフ) - 096さん» ありがとうございます!楽しみです! (2022年10月11日 7時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 澪々さん» コメントとリクエストありがとうございます!本編、番外編ともに読んでいただけて嬉しいです!リクエスト承りました!お時間いただきますが書かせていただきますのでお待ちください! (2022年10月10日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
澪々(プロフ) - 初コメ失礼します。本編も番外編も、何回も読ませていただいてます!リクエスト失礼します。夢主くんが、零くんの恋人兼同僚だったら…みたいなお話読んでみたいです!できたらでいいです。階級同じで。無理言ってしまってすみません。よろしくお願いします! (2022年10月10日 11時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 瑞希さん» こちらこそ見つけていただきありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからも頑張ります!! (2022年9月1日 16時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
瑞希(プロフ) - 096さんの安室さんは私が想像していた安室さんそのもので、この作品を見つけられて本当に良かったと思っています。これからも頑張ってください! (2022年8月31日 23時) (レス) id: 1e057cbbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2022年3月13日 21時