検索窓
今日:28 hit、昨日:110 hit、合計:299,006 hit

《紳士なんかじゃない》 4 ページ19

キッチンに向かおうとしたが、腕を引かれ、後ろから抱きしめられる。



『っ、零さ――…!』

「可愛い」

『ひぇっ!?』



耳元での突然の言葉に、体が跳ね上がる。



『だ、だから女扱いは嫌だって――!』

「Aだから言ってる。他の女じゃ、こんな衝動起きない。Aだから、どんな姿でも好き」



待って待って待って…!
何これ何これ!?




「すまない。疲れてるんだ。甘えさせて欲しい」

『ひゃ、ひゃい…』



疲れると、たまに零さんは甘えたになる。

でもこの姿だからか…母性本能か何かなのか…、甘やかしたくて仕方なくなる。



それに何より…声がよすぎて、妊娠しそう…!



これは非常にいかん。
早急に手を打たねば、流されて本当に妊娠させられてしまう…!





『わ、わかったから…、先にご飯食べたい…。後で行くから先に寝ててよ』

「もう怒ってないか?」

『べ、別に最初から怒ってたわけじゃないし…』

「そうか」



急に背後の声が冷めたかと思うと、ふにっと胸に違和感。





『………〜〜っ!零さん!!』

「すごいな、完全に女性だ」



さっきまでのしょんぼり感はどこへ。


ひょいっと俺を抱き上げた零さんはベッドへ逆戻り。




「約束どおり、甘えさせてくれよ?Aちゃん?」

『ッッ!!??零さんの変態〜〜っ!!!!』








徹夜明けの彼は、紳士なんかじゃない。






翌日の朝には、すっかり元の体に戻っていたが、別の意味でベッドから起き上がることは出来なかった。







end

IFストーリー《呪いをかけるよ》 1→←《紳士なんかじゃない》 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (249 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 男主 , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

096 - EATMEさん» コメントとリクエストありがとうございます!承りました!更新まで少々お待ちください!頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2019年11月23日 15時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
EATME(プロフ) - リクエストお願いしたいのですが、逆トリップ(?)の回を見て思ったもので、赤井さん、降谷さん、コナンくんが黒瀬さんと涼さんの徹夜続きでテンションがおかしい事になってる職場に来てしまった的なのを見たいなと思ってます。無理のないようにこれからも頑張って下さい (2019年11月23日 13時) (レス) id: 01c293bda8 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 裕さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました!書いていて楽しいお題でした!二人の子供だと、零さんの遺伝子の方が強そうですね(笑) (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 花蛸花さん» こんにちは!コメントとお気遣いありがとうございます!リクエスト承りました!少々お待ちください。これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - わああ!ありがとうございます!ごちそうさまです!二人も可愛いし、哀ちゃんや梓さんも可愛いかったです! 幼児化黒瀬さんが褐色のファンデーションをしたら、まさに降谷さんと黒瀬さんの子供に\(//∇//)\ (2019年11月22日 7時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:096 | 作成日時:2019年9月21日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。