IFストーリー《地獄で会おう》 1 ページ6
リクエストいただきました、
IFストーリー【降谷さん殉職からの男主後追いエンド】です。
※未来捏造、死ネタ
・
日本警察、FBI…そして小さな名探偵の手によって国際的組織――通称黒ずくめの組織を壊滅状態まで追い込んだ。
「A。お前はもう戻れ。ここから先は危険だ」
今は零さんと2人、逃げたジンを追っている。
『俺が嫌だって言うの、分かってて言ってるでしょ』
ここまで来たら運命共同体。
どこまでだってついていく。
「…そうだな。行くぞ。離れるなよ」
『うん』
微かに笑ってくれた零さんの後をついて、薄暗い路地裏を駆ける。
ジンの気配は近い。
向こうもかなりの深手のはずだ。
そう遠くへは逃げられない。
『…こっち』
気配を辿り、角を曲がろうとしたとき――…。
「止まれ！」
零さんの制止の声と同時に銃声が響く。
銃弾は零さんの頬を掠めて背後の壁に命中した。
「避けたか。さすが、と言ってやるか、バーボン」
余裕の笑みを向けて銃を構えているジンだが、その姿はボロボロだ。
追い詰めた。
ここで取り押さえなければ、もうチャンスはない。
支給された銃を持つ手に力がこもる。
「それと、黒瀬とかいったな。テメェら地獄にまで一緒にいくつもりか」
「今すぐに行くつもりはないが、最終地点はそうなるな」
皮肉めいた笑みを浮かべ、零さんもジンへ銃口を向けた。
まさに一触即発。
2対1だ。
有利と感じるが、俺たちも体はボロボロだ。
零さんにいたっては、頭からの出血で意識も朦朧としているうえ、左側が血に遮られてほとんど見えていない状態。
俺も、先ほど爆発に巻き込まれ地面に叩きつけられた衝撃で、肋骨を何本かやった。
「ふ…、牢獄にぶち込まれるくらいなら、ここで自分で幕を引いてやる」
動いたのはジンの方だった。
自身のこめかみに銃口を突きつける。
『！』
零さんが動く。
素早くジンの間合いに入り込み、鳩尾に重い一発を埋め込む。
「ぐ…っ…！」
呻くジンだったが、その口元に浮かんだ笑みは歪まない。
――…まさか…！
『零さん!!』
気づいたときには遅く。
ジンは自身に突きつけていた銃口を零さんに向け。
銃声が響いたと同時、零さんの体がぐらりと傾いた。
・
IFストーリー《地獄で会おう》 2→←IFストーリー《ティフィン編 男主死亡エンド》その後 3
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096 - EATMEさん» コメントとリクエストありがとうございます！承りました！更新まで少々お待ちください！頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 15時) (
レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
EATME(プロフ) - リクエストお願いしたいのですが、逆トリップ(？)の回を見て思ったもので、赤井さん、降谷さん、コナンくんが黒瀬さんと涼さんの徹夜続きでテンションがおかしい事になってる職場に来てしまった的なのを見たいなと思ってます。無理のないようにこれからも頑張って下さい (2019年11月23日 13時) (レス) id: 01c293bda8 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 裕さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！書いていて楽しいお題でした！二人の子供だと、零さんの遺伝子の方が強そうですね（笑） (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 花蛸花さん» こんにちは！コメントとお気遣いありがとうございます！リクエスト承りました！少々お待ちください。これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年11月22日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - わああ！ありがとうございます！ごちそうさまです！二人も可愛いし、哀ちゃんや梓さんも可愛いかったです！ 幼児化黒瀬さんが褐色のファンデーションをしたら、まさに降谷さんと黒瀬さんの子供に\(//∇//)\ (2019年11月22日 7時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月21日 16時
