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全部、全部、覚えてる。
些細な嫌がらせも、心を抉る辛辣な言葉も、嘲り笑う周りの目も。どれだけ記憶を重ねても忘れられない。
はぁ、思い出すだけで頭が痛い…
何より1番許せないのは、自分が悪いから、と理不尽を受け入れているAの態度。
『……やる気失せた。ご飯食べよ。』
書類を放り出して自室を出た。
大食堂へたどり着いて食事を受け取る。
…何？この視線。
いつもの見下すような視線ではない。探るような視線をあちこちから感じる。こちらを見ながらコソコソと小声で会話してるのが見て取れるが、知らないフリして空いてる席へ腰を下ろした。
ut「うわっ！めっちゃ混んどる。
どうする？時間ズラしてもっかい来る？」
…げ。
なんでご飯食べながらあいつらの顔見なきゃいけないんだよ…兵たちの羨望の眼差しが彼らに注がれる。
tn「席無いことあらへんしさっさと食ったらええやん。」
sho「どこ座る〜？あ、あそこ空いとるで」
バチン。しっかりと目が合ってしまった。
シャオロンが指差す先に私が居る。一気にスープが不味くなった気がする…この後はきっと全員から舌打ちを食らって罵倒される…それがセオリー。
ut「ちょっ、バリ可愛ええ子おる！！だれぇ！？」
ci「えっ、どこどこ！？」
よかった…気付かれていないぽい。
ならさっさと食べ終えて立ち去ろう。そう思って残りのサラダにフォークを刺した時だった。
ut「隣座ってよろしい？ねぇ、君どこの部隊の子？はじめましてやんな。僕は鬱って言います。」
当たり前に横に座り、当たり前に挨拶をしてきた鬱。
無視を徹底して食事を進める。その間にトントンやシャオロン、チーノまでもが集まってきた。やばいやばい。普通に間に合わない。
sho「大先生なにナンパしとるの。しかも無視されとるし、ダッサ〜」
ut「急に話しかけられてちょっ恥ずかしがっとるだけや。ごめんな、急に。後からでもええから連絡先交換せえへん？」
グラスの水を全て流し込んでトレーに置く。初めて目を合わせた鬱は胡散臭い笑顔を貼り付けてこっちを見ていた。
『はじめまして？同僚の顔もろくに覚えてないから何処ぞの女に刺されそうになるんだよ。」
ut「え“、なんで君がそれ知っとるんかな…？」
きっと今頃自分の中の脳内ネットワークをフル活用してるんだろう。いつどこで寝た女かと。
立ち上がって彼を見下ろし息を吸い込んだ。
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もち(プロフ) - そらと。さん» そうだったんですね！！少しそうではないかと思ってたところもありまして！！本当にこの作品大好きです！応援しております。 (2021年2月22日 19時) (
レス) id: 21f698680c (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - もちさん» こんにちは！ハマって頂けて嬉しいです！！読み返してみて確かに言葉不足だなって思い修正しました。ありがとうございます！簡潔に言うとknさんの後ろに敵さんが居たので守るために発砲しました笑 (2021年2月22日 19時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - こんにちは！！この小説めっちゃハマりました！！読んでいて思ったのですが、なぜ夢主はknさんを撃ったんでしょうか、、？自分も考えてみたんですが理解力が足らないようで、、笑何か意味があるんでしたら教えて欲しいです！！！長文失礼しました。 (2021年2月22日 18時) (レス) id: 21f698680c (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 糜爛さん» 憧れ詰め込んでたらメンタル最強女子が出来上がってしまいました、、、wお気に召したならよかったです(・∀・)頑張ります！ (2021年1月9日 13時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
糜爛(プロフ) - 主人公凄い…なんでそんな勇気あるんだ。カッコいい。友達になって（）更新頑張って下さい！ (2021年1月8日 17時) (レス) id: 03410a460b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2020年8月13日 0時
