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最後に部屋に残った私は一人資料を読み返していた。
必要な情報、それがどこにあるのか、他のチームの行動は…等を頭に入れ、必要なものを書き込んでいった。
最後に潜入地の見取り図を見た時、ある疑問が浮かんできた。
『……何この隙間。何もない空間がたくさんある。』
出入り口があるわけでもなく、廊下にできた隙間。
人一人分程度の隙間が廊下に無数にあった。
そして、空き部屋と思われる部屋も一定の間隔であり、独特な間取りに嫌な予感がした。
そして私にはもう一つ嫌な予感があった。
シェイラとコネシマがパーティに潜入する任務は本編にも存在している。
それだけならいい。ただ、この任務結果的には警備員にバレて大混乱になってそこでシェイラは負傷する事となる。
急いで逃げる途中、詳しくは記述されていないが謎の行動を起こす人物がいる。
紛れもない、Aだ＿＿＿＿＿
必死に逃げる最中、Aはコネシマに向かって発砲するのだ。
コネシマはかすり傷で済むが、この事が引き金になり、Aのスパイ説がグルッペンの中に浮上する。最後までその理由は明らかにならないで物語は終わるけど、当事者になって生きると決めた身としてはこの伏線はなんとしてでも回避したい。
『……まさか本当にスパイだって言わないよね？』
自分の事なのに何も安心材料がない。
過去の記憶を漁ってもそれらしい記憶がないのは
この7日間の間に何かしらコンタクトがあるのか、
あるいは、Aの私怨によるものなのか。
机に肘をついて顔を覆う。
訓練兵の掛け声や鳥の囀り、木々の擦れる音が鮮明に耳に流れ込んでくる。拭いきれない不安はあるにしろ、今は何も分からない。私怨であるなら、私がそれをしなきゃいいってだけの話だからまだ止められるけど…
『いつも以上に言動には気をつけないといけないのは確かよね…』
静かに席を立ち、会議室を後にした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
zm side
zm「トントン」
相変わらず忙しそうに書類にペンを走らすトントンは一瞬だけオレを見て、また視線を戻した。
zm「なんで次の任務にAを指名したん？チーノからなんか情報あった？」
tn「…なんでお前がそれ知ってんねん」
呆れ半分に小さく漏らした声。
大体の出どころは知ってんねやろーからあえてオレからは何も言わん。
トントンもそれでええらしく、「それで？」と話の続きを促した。
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もち(プロフ) - そらと。さん» そうだったんですね！！少しそうではないかと思ってたところもありまして！！本当にこの作品大好きです！応援しております。 (2021年2月22日 19時) (
レス) id: 21f698680c (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - もちさん» こんにちは！ハマって頂けて嬉しいです！！読み返してみて確かに言葉不足だなって思い修正しました。ありがとうございます！簡潔に言うとknさんの後ろに敵さんが居たので守るために発砲しました笑 (2021年2月22日 19時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - こんにちは！！この小説めっちゃハマりました！！読んでいて思ったのですが、なぜ夢主はknさんを撃ったんでしょうか、、？自分も考えてみたんですが理解力が足らないようで、、笑何か意味があるんでしたら教えて欲しいです！！！長文失礼しました。 (2021年2月22日 18時) (レス) id: 21f698680c (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 糜爛さん» 憧れ詰め込んでたらメンタル最強女子が出来上がってしまいました、、、wお気に召したならよかったです(・∀・)頑張ります！ (2021年1月9日 13時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
糜爛(プロフ) - 主人公凄い…なんでそんな勇気あるんだ。カッコいい。友達になって（）更新頑張って下さい！ (2021年1月8日 17時) (レス) id: 03410a460b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2020年8月13日 0時
