妹の話をしようか【ヘタリア】

Episode.6 ページ9

｢あっ、そういえばルート兄。｣

｢どうした？｣

｢この前、世界会議に行ったじゃん。その、時に、イギリスさんに会って。｣

｢イギリスか、それがどうした？｣

｢………一緒に、お茶に行くんだ。｣

｢そうか、お茶か。……お茶！？イギリスと！？デート！？！！？｣

｢ヴェッ！？Aちゃんがデート！？イギリスと？！｣

｢はっ！？あの眉毛マジで許さねぇ！！｣

｢後ろから眺めてていいですか？！｣

｢3人いきなり来るなぁ！！そして最後日本さんちょっと変だった！！｣

いきなり3人くるのびっくりしたよ……。

｢デートするのか！？あいつと！！俺様といけぇ！！！｣

｢なんでギル兄と行かないといけないの！！普通にお買い物でいいじゃん！！アーサーと一緒に会うって約束したもん！｣

｢あ〜！！アーサーって言った！この子アーサーって言った！！｣

｢イタリアさんうるさい！！！｣

｢俺の、俺の妹が、イギリスと……。｣

｢ルート兄！？｣

｢hshs……。｣

｢日本さんメモとるな！！｣

何このカオス……。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

｢｢｢携帯の音｣｣｣

｢……私のだ。｣


【アーサー】


なーーんでこんなタイミングにかけてくるかなぁ……！？

｢……でろ、今すぐ。｣

｢へっ、あっはい。｣

ギル兄マジで顔怖いですやめて……。


｢も、もし、もし。｣

『あ、もしもし。A、か？』

｢う、うん。そうだよ、世界会議、以来だね。｣

『あぁ、そうだな。……今、大丈夫か？周りに誰かいたりしないか？』

ガッツリ、ガッツリ居るなんなら隣にギル兄とルート兄が携帯の耳元にひっそりいる。

｢……い、居ないよ〜。｣

『そうか。えっと、だな、この前話してたお茶の話だが、俺の家(イギリス)でお茶しないかって、来週の日曜日とかどうだ？』

｢あぁ、私は大丈夫。｣

『ほんとか！い、嫌だったら別にいいんだぞ……。』

｢大丈夫だよアーサー、ありがとう。……こちらこそ、来週宜しく。｣

『……あぁ！いきなり電話してすまなかった、それじゃあ！』

｢うん、じゃあね。｣


ﾋﾟｯ


｢A。｣

｢なに？｣

｢俺様とルッツ、一緒に行くわ。｣

｢ダメに決まってるでしょ、家にいて！！！！｣


何言ってるんだこの人達！！！！！

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