妹の話をしようか【ヘタリア】

Episode.5 ページ8

｢ルッツ、そろそろAに謝ってこい。｣

｢Aさんが今どうなってるか、ちょっと様子見てきますね。ご飯食べるのにも降りてこなかったので。｣

｢……あぁ、すまない。｣

俺はそんなAに酷いことしたのか……。

｢Aちゃん、俺達と遊びたかったって言ってたよね。なんで誘わなかったの？｣

｢昼寝してて、気持ちよさそうに寝てたから、その、起こしたくなくて、、。｣

｢ルッツって意外とこういうところあるからな〜、俺は構い無しに起こすけど。｣

｢うん、ギルベルトなら容赦なく起こしそうだもん。Aちゃんには少し甘いよね、ルートって。｣

｢なっ、そんなに甘いか……？｣

｢｢甘い｣｣

｢うっ、ふ、2人して言うことかっ！｣

｢いいから行ってこい。｣

｢……あぁ。｣

Aは許してくれるだろうか。



・

ｺﾝｺﾝｯ

｢A、本田、いいか？｣

｢私は良いですよ。｣

｢……良いよ。｣



｢A……、あの、さっきはすまなかった。｣

｢クーヘン。｣

｢は？｣

｢だから！クーヘン作ってくれたら、許す。｣

｢…ふふ。｣

｢わ、笑わないでよ日本さん。｣

｢すみません、つい。｣

……そんなんでいいのか？

｢クーヘンぐらい、いくらでも作ってやる。だからそう拗ねるな。｣

｢それじゃあ、お願いしていい…？｣

｢ははっ、あぁ、良いぞ。日本、お前も食べるか？｣

｢そうですね、それでしたらお言葉に甘えて頂きます。｣

｢ありがとうルート兄。｣

｢それぐらい作る。ちょっとまってろ、ここに居るか？｣

｢……ギル兄とイタリアさんが居るから、一緒に行く。｣

良かった、いつも通りになった。

｢だったら早く布団から出てこい、コーヒーいれてくれないか。｣

｢わかった。｣


(この2人、ほんとに可愛らしい兄妹ですね。双子と言われるとなんだか不思議ですが、Aさんとドイツさんは離れ離れにさせたらダメなような気がします。)

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