妹の話をしようか【ヘタリア】 (ページ5)

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Episode.2 ページ5

Hello、俺はイギリスだ。
今日はドイツの方で世界会議があるってもんだから俺は準備してる。何故か知らんがフランスも居るんだけどな。

｢ねぇ知ってるかイギリス。｣

｢なんだよ。｣

｢ドイツの妹の話。｣

｢……あぁ、居たな。｣

｢ドイツの妹ってまだあって1回しかないんだけどさ、彼女ルートと双子のわりには性格とかまるで違うよな。大人しくて華やかで、笑顔が素敵な女性で。｣

こいつの言葉はいつもキザでイラッとくる。

｢あぁそれがどうしたよ。｣

｢俺、ちょっと惚れちゃったかもしれないんだよねぇ。｣

飲もうとした紅茶を吹き出してしまった。

｢えっ、ちょっとどうしたのイギリス汚いな！｣

｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、と、唐突のことでびっくりしただけじゃねぇか……。｣

｢だから俺その子に惚れちゃったの！でも他の奴らもそうみたいでさ。｣

｢……まぁ、あいつは昔からモテてたしな。｣

｢そうなんだぁ…………、……え？昔から？｣

｢あぁ、そうだな。｣

｢あんた昔からって言った！？え？！いつから知り合い！？｣

めんどくさい事になっちまったな。。

｢あー、WW1の時だよ。クリスマスの日にドイツ軍とサッカーした時にAと出逢った。彼女は今にも泣き出しそうな顔してたけど、俺達とサッカーとかドッチボールとか、家族の話とかして、ずっと笑ってた。この戦いが終わったらまた会おうって約束したけど、約束破っちまったから。｣

｢……ふーん、そんな事があったんだな。そっか、その時から知り合いだったんだな。じゃあこの前の世界会議の時に再会できたんだな？｣

｢話しかけたけど、逃げられちまった。｣

｢ははっ、それはドンマイだな。あっ、ほらそろそろ時間だから行くよアーサー。｣

｢……あぁ。｣

今度は逃げられないように、ちゃんと目を見て話したい。
でも、あいつ地味に逃げ足早いんだよなぁ……。