９９話 ページ9
優の視線の先には、傷一つ無いネックレスが変わらず胸元で光っていた。
優｢あ゛？！...ある。消えてない。｣
驚きながらネックレスを触る優を見ながら、シノアが青い顔をしてそのネックレスを見ていた。
三葉｢？どうした、シノア。｣
三葉が声をかけると、ハッとしたシノアはすぐに深夜の方に顔を向ける。
シノア｢あの...深夜兄さん。あれはめぐみ姉さんのでしょう？前から不思議に思っていました。一体、あれは何でできているんですか？？それに、優さんへの影響は？？｣
シノアからの質問に、深夜はゆっくりと上を見上げながら答える。
深夜｢うーん。まぁ気になるよね。
なんて言ったらいいか分かんないけど、あれはめぐみの能力の１つだよ。
分かりやすくいえば、めぐみのちっさーい分身？｣
優｢分身？じゃーこいつもしかして意識あんの？｣
しっかりとシノアと深夜の話を聞いていた優が、横から質問をいれる。
深夜｢いや、意識はない筈だよ。めぐみの意思そのものが伝わってくる事はあるけど...。今のもそれの一種かな。本体のめぐみの力が抑えきれなくなると、分身からも溢れ出るんだ。｣
シノア｢なら、今そのネックレスを通じてめぐみ姉さんの力と意思がこちらに溢れ出たって訳ですか？｣
すぐさま理解したシノアの方を、深夜は嬉しそうに見た。
深夜｢流石、優ちゃんと違って頭良いね。｣
優｢おい！！｣
シノア｢で...なら、今めぐみ姉さんは分身が暴走するほどの力を使っていて、そんな戦いの中なのに、深夜兄さんの事を考えている...と。だいたい合ってますか？｣
優｢へ？なんでそんなの分かんだよ？？｣
深夜の方を真っ直ぐ見て話すシノアの横で、優が腕を組みながら首を傾けている。
深夜｢はは、正解。
...でも、ただ敵が強くて力を使ってるだけならいいんだけどね。｣
最後に深夜が呟いた言葉は、シノアももちろんのこと、誰の耳にも届いていない。
シノア｢よく恥ずかしげも無く言えますね？
本当に二人はずっと...想い合っているんですね。
深夜兄さんに、優さん、グレン中佐...。めぐみ姉さんの大事な人の中に私はいるんでしょうか。｣
暗く聞こえたシノアの声に、深夜よりも早く優が反応した。
優｢なんだシノア、嫉妬か？
お前そんなめぐみのこと、好きだったか？｣
優の質問に、シノアは顔を上げて返事をする。
シノア｢いいえ。素朴な疑問です。
お二人がそんなにめぐみ姉さんに近づけたなら、私でも姉妹になれたのかな、と思いまして。｣
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美桜(プロフ) - 深夜夢で1番好きです(^^)更新しず〜っと待ってます(TT)♡ (2022年8月11日 23時) (
レス) @page23 id: 73811d8464 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー(プロフ) - 見てきた終わりのセラフの夢小説で一番好きな作品です。また主様が書き始めることを楽しみに待っています。 (2022年7月18日 1時) (レス) id: 00ad156d2e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説が大好きで何回も読み返しています！！私は、この小説を愛していきます！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！！ (2020年5月14日 20時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
Kamiya Kaji725 - この作品大好きです！私のハートズドンされちゃいましたよー笑笑。深夜大好きなんです！！深夜と夢主ちゃんの絡みが……かわいい！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: e7cf133723 (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - 過眠さん» ありがとうございます(^^)なかなか更新できずすみません！！私はそのままくろべにって読んでます…そのままですみません( .. ) (2018年1月17日 17時) (レス) id: bdcb2a452e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊坂紅 | 作成日時：2017年10月14日 20時
