９６話 ページ6
シノア「！！逃がさないでください！！他の貴族と合流されるとまずい！！」
鳴海「だが隊列は崩すな！！この陣形のまま敵を討つ！！」
敵に陣形から離れられてしまい、それぞれの隊長は焦りながらも急いで仲間に指揮を出す。
ルカル「...なるほどね。クルル・ツェペシが言ってた潰すべき関東の人間の組織というのはこいつらのことか...。
おい、おまえらが日本帝鬼軍か？」
君月「！」
鳴海「答えるな。襲うぞ。」
突如ルカルが質問をしてきたことに、一番に反応したのは君月だった。隣にいる鳴海がそれを止めるが、少し考えた君月が口を開く。
君月「待て。既に気づかれた状態で深追いしても陣形は維持できない。それはもうグレン中佐との模擬戦でわかった。
だから、こちらの陣形の中におびき寄せよう。
おい優、俺が吸血鬼を挑発する。襲ってきたらとどめはお前がやれ。」
優「ん？...よしわかった。一撃で決める。」
君月が話を進め、優が了承した隣で、鳴海は不安に駆られていた。
鳴海「だがどうやって...」
司令官である鳴海の言葉に答える前に、君月は一歩前に出る。
君月「おい吸血鬼。」
ルカル「うん？」
君月「これ、なんだと思う？」
ﾄﾞｽｯ
君月はルカルを見ながら、左に持ち替えた刀でルカルの切り離された腕を刺す。
ルカルの目が、ｽｯ…と影を増す。
君月「お前らバケモノどもは腕を切られても簡単にくっつくようだが...鬼呪で呪って消滅させてもトカゲの尻尾みたいにまた生えてくるのか？」
ルカル「.....やめておけ人間。私を怒らせるな。」
ルカルの言葉に、君月はここぞとばかりに挑発を続けた。
君月「はは、怒る？じゃあ生えてこないなぁ。腕返して欲しかったら、返してくださいって懇願しろよ。」
ｺﾞｵｵｫｫｫ...
不気味なほど強い風とともに、ルカルの口が開く。
ルカル「...貴様ら皆殺しにしてやる。」
君月「あ？なんだって？聞こえ...」
ﾋﾟｼｯ
君月が言い終わるよりも早く、ルカルは一直線に走り出していた。
ルカル「皆殺しにしてやるっ！！この家畜どもがあぁぁあ！！！！」
シノア「来ますよ！！」
ｺﾞｵｯ
怒りに狂うルカルを前に、シノアと三葉の攻撃は障害にもならない。
ルカルは片腕で薙ぎ払うと、君月だけをその目に捉えようと正面を見る。その瞬間、君月の肩越しに、銃を構える青年と弓矢を構える少年がいることに気が付いた。
ルカル「！」
ルカルが２人の攻撃に目を奪われた瞬間、優のひと振りがルカルを襲った。
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美桜(プロフ) - 深夜夢で1番好きです(^^)更新しず〜っと待ってます(TT)♡ (2022年8月11日 23時) (
レス) @page23 id: 73811d8464 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー(プロフ) - 見てきた終わりのセラフの夢小説で一番好きな作品です。また主様が書き始めることを楽しみに待っています。 (2022年7月18日 1時) (レス) id: 00ad156d2e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説が大好きで何回も読み返しています！！私は、この小説を愛していきます！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！！ (2020年5月14日 20時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
Kamiya Kaji725 - この作品大好きです！私のハートズドンされちゃいましたよー笑笑。深夜大好きなんです！！深夜と夢主ちゃんの絡みが……かわいい！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: e7cf133723 (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - 過眠さん» ありがとうございます(^^)なかなか更新できずすみません！！私はそのままくろべにって読んでます…そのままですみません( .. ) (2018年1月17日 17時) (レス) id: bdcb2a452e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊坂紅 | 作成日時：2017年10月14日 20時
