９３話 ページ3
ﾊﾞｼｭｯ
一直線に伸びてきた攻撃を確認し、狙った敵が生きていることを知ると与一は焦ってしまう。
与一｢うわわ、失敗し...！｣
深夜｢よけろ！！｣
ﾄﾞﾝｯｯｯ
深夜の声になんとか反応し、持ちこたえる与一。
深夜は冷静に、だが迅速に、与一に指示を出す。
深夜「失敗だ！！できる限りたくさん一般吸血鬼を排除してから場所を移動する！！」
与一「は、はい！！」
深夜「撃て！！」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯｯ
##########################################
銃撃の音が鳴り響く。そう、それは始まりの合図。
建物の中まで音が響き渡り、鳴海はそれをしっかりと受け取った。
鳴海「始まった！！行くぞ！！絶対に成功させる！！」
優「鳴海！！」
前に一歩踏み出していた鳴海の足が、自分を呼ぶ優の声で止まった。
優「俺の力は黒鬼だ。
俺が先陣を切る。敵の強さを量るから援護を頼む。」
なんとも優らしい申し出に、シノア隊は顔を合わせてため息を吐く。
一方この隊の司令塔である鳴海は、先程のグレンと優の戦闘を思い出していた。
鳴海「.....なら行け。お前の屍の上を超えて帰属を始末する。」
優「ちょ、ちゃんと俺のことも守ってよ。」
鳴海「はは、行け。死ぬなよガキ。」
意地悪な事を言っているように見えても、鳴海の目からは信用が伺える。優の実力を信用しているのだろう。優もそれを自分なりに受け取ったのか、鳴海を見て真っ直ぐに笑った。
優「当然。」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯｯｯ
優は先陣を切り、その銃撃の中を走り抜けていた。激しく燃え上がる道を、優は迷わず真っ直ぐに走る。何故ならこの銃撃は、自分達を守るものだと無意識に確信していたからだ。
優「与一！
！！」
ﾄﾞｵｵｵｫｫｫﾝ...
一段と大きな音が響く。
離れていても分かる、そこに何がいるのか。優はその姿を捉え一度止まると、阿朱羅丸をぎゅっと握る。怖くはない。負ける気もしない。後ろには仲間がいるのだから。
ルカル「これは驚いた...。人間か。」
優「ああ、人間だ。
そして吸血鬼。お前は...
大人しく死ねっ！！！」
##########################################
貴「ﾊｧｯ...ﾊｧｯ...」
無機質な地下水路の中で、１人肩を抑えてしゃがみ込んでいた。
ﾋﾟﾁｬﾝｯ...
聞こえるのは荒い呼吸と、落ちてくる雫の音だけで。
貴「あ゛...ああああああああああああああ！！！」
Aの口から悲鳴があがれば、抑えていた肩から、ドス黒い何かが溢れ出す。
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美桜(プロフ) - 深夜夢で1番好きです(^^)更新しず〜っと待ってます(TT)♡ (2022年8月11日 23時) (
レス) @page23 id: 73811d8464 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー(プロフ) - 見てきた終わりのセラフの夢小説で一番好きな作品です。また主様が書き始めることを楽しみに待っています。 (2022年7月18日 1時) (レス) id: 00ad156d2e (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説が大好きで何回も読み返しています！！私は、この小説を愛していきます！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！！ (2020年5月14日 20時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
Kamiya Kaji725 - この作品大好きです！私のハートズドンされちゃいましたよー笑笑。深夜大好きなんです！！深夜と夢主ちゃんの絡みが……かわいい！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: e7cf133723 (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - 過眠さん» ありがとうございます(^^)なかなか更新できずすみません！！私はそのままくろべにって読んでます…そのままですみません( .. ) (2018年1月17日 17時) (レス) id: bdcb2a452e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊坂紅 | 作成日時：2017年10月14日 20時
