８８話 ページ48
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孤独を感じる
ひどい孤独
血だ...
血が飲みたい
そう思う僕はもう
人間じゃない
血を吸いたい
体中が痛む
人間の血が吸いたくて仕方がない
でも
ずっと我慢してる
人だ...人の血が.....
人間の血が欲しい
僕はもう 人間じゃない
でも
それでもせめて
優ちゃんを
人間どもの手から
救うまでは.....
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______名古屋
優｢よっ、んっ、ほっ。さて、あとどんくらい待てばいい？｣
準備運動をしながら訪ねた優の質問に答えるため、シノアは懐中時計を開いた。
シノア｢吸血鬼殲滅作戦まであと10分ほどです。｣
優｢10分ね。皆心の準備できてる？｣
君月｢してなくても任務は始まるだろ。何せここは...もう敵陣の中だ。｣
優｢んで、何つったっけ？俺達が殺す吸血鬼の貴族。確かルルル･ラララ〜とかいう...｣
君月｢なんだそりゃ。歌かよ。｣
優と君月の会話を聞いていた、今回シノア隊と合同で任務を行う鳴海隊の隊長、鳴海真琴はため息を吐いた。
鳴海｢ひどいな。
任務五分前でも君達はふざけるのか？
ルカル･ウェスカーだ。第十五位始祖の貴族。ちゃんと資料を読めよガキども。｣
シノア｢あの〜...すみません。｣
鍵山｢本人に謝らせろよ！！｣
シノア｢あの...｣
優の前に立ち代わりに謝ろうとするシノアを、鳴海が肩にｽｯ…と手を置き止めた。
鳴海｢謝るんじねぇよ。ガキでも最低限の仕事はちゃんとしろと言ってるだけだ。私はここで、信じてきてくれている仲間を失いたくない。｣
鳴海の真剣な表情を、横から優が真っ直ぐに見つめていた。鳴海はその視線に気がつく。
鳴海｢なんだ？やるか？｣
優｢いや、俺もお前と同じ気持ちだ。仲間を失いたくない。だから謝る。｣
鳴海｢信用できないね。｣
優｢本気だ。俺も仲間を失うのが嫌いだ。怖い。だからここで死人は一人も出したくない。お前らが同じ任務の仲間なら、お前らにだって死んで欲しくない。｣
優の真っ直ぐな瞳と言葉に、鳴海はそれを嘘だとは思わなかった。
鳴海｢.....。でも敬語は使えよ。｣
優｢あんまそういうの習ってねーんだよ。｣
頬を指でかく優に、やはり呆れ顔で見てから鳴海は優を指さしシノアを見やる。
鳴海｢教育。｣
シノア｢ははは。｣
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伊坂紅(プロフ) - みぃちゃん，ｍさん» 度々すみません。お手数ですが、目次のページの一番上と一番下、両方に名前を入れていただくと変換して見れそうです。 (2017年10月12日 18時) (
レス) id: bdcb2a452e (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - みぃちゃん，ｍさん» ありがとうございます！すみません、直し方を探してみます(T_T)ご指摘ありがとうございます！ (2017年10月12日 18時) (レス) id: bdcb2a452e (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,ｍ - いつも楽しく読んでます！名前変換しても『めぐみ』になっちゃうんですけど、直せますかね？すみませんっ！ (2017年10月12日 18時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - 終わりの魔女さん» 夜空の涙、見させていただいてます！そんな方々に応援していただけてとっても嬉しいです！世界崩壊前の話もどこかで混ぜようと思うので、是非これからも宜しくお願いします！！ (2017年8月27日 0時) (レス) id: 9ae2ad2059 (このIDを非表示/違反報告)
伊坂紅(プロフ) - 日和さん» ありがとうございます！！どこかで出会いの話も入れたいなと思っています！日和さんの作品読ませていただいていたので、コメント本当に嬉しいです！！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: 9ae2ad2059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊坂紅 | 作成日時：2017年8月13日 8時
