儚い願い

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『ここら辺でー』



家の近くのコンビニで止めてもらってお金を払ってふらつく足取りでコンビニに向かった

買うものは決まってる、栄養ドリンク

あと、



















塩飴。



















全部彼が教えてくれたもの。


高校生の頃塩飴はお酒に効くらしいってかぁーちゃんから聞いたって毎回のように言ってた


それから私はずっと塩飴を買ってる、。


未練タラタラなのは認める。



















コンビニから出て冷たい風を浴びながら少し散歩に出ようと考えた


酔いも冷めてきて冷たい風が心地よくて


足取りを軽くして近くの公園に向かった。



















こんな夜遅い時間に誰も人がいるわけが無い


逆に人がいないから怖いけど、1人っていうのは気が楽すぎる



















｢お嬢ちゃん｣



背後で低い声が鳴ったのが分かった。


振り向けない、。怖い、。どうしよう、





｢こんな夜遅くに、襲われたい？｣(肩を触る)



『キャッ！！！！』






怖くて、怖くて、逃げることも出来なくて、



その場に崩れ落ちた



















｢ごめん、俺だよ、｣



















恐る恐る顔を上げると












『れんくん、。』(涙目)


廉｢ごめん、｣


『こわかったよぉ、泣』


廉｢なにしてんのこんな夜に｣


『お散歩 ｸﾞｽｯ』


廉｢ごめんて、ほんと笑｣


『れんくん、』


廉｢ん？｣


『家まで送って』


廉｢いいよ笑 ｣



















廉くんこと永瀬廉くん。今では国民的スーパースターかぁ、



実家が隣同士っていう仲良しさん



私が東京に出てきてからも仲良くしてもらってる

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