私、ATMなんで。33 (ページ46)

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XU「おう。お前を甘やかしていいのは、俺だけだろ？」

『っ、うん！お兄ちゃんのことも、いーっぱい甘やかしてあげるからね！！お兄ちゃんのストレスは、私が退治してあげるー！』

XU「俺のストレスは酒が退治してくれる～。さ、呑むぞー。A付き合え～」

『お酌してあげるっ！あっ、お兄ちゃんワイン開けよ！ほら、お兄ちゃんがお誕生日に貰ってきた高いやつ！』

XU「え～、あんな高級ワインお前にはもったいないだろ～。お前、ワイン飲んだことあんの？」

『ないよ！お兄ちゃん、私には度数が低いのしか飲ませてくれないじゃん……だから飲んでみたい！』

XU「うーん……ま、いっか。二人だけだし。今日は特別な～。」

『うぇ～い！お兄ちゃん、今夜は私に酔ってもいいのよ？ウフッ』

XU「ガキになんか酔わされるかよ」

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『………しうちゃん？』

XU「ん～？にゃにかなAちゃ～ん」

『っ、…しうちゃん、酔ってる…？』

XU「はぁ～？この俺が～？男の中の男のしうちゃんが？しうちゃんは酒になんか酔いませ～ん」

『ワイン3本にビールが、いち、にぃ、さん、しぃ、…何本転がってるんだ…ていうか、なんで私酔わないんだ？あれ？もしかして私、しうちゃんより強い…？え～、そこは酔ってナンボだろヒロインならよ～。酔うと甘えるとか酔うとキス魔とか、王道設定があるだろうよ～。くっそ～、酔った勢いでしうちゃんの寝込みを襲い既成事実を作るという野望が…』

XU「なに一人でぶつぶつ言ってるんだよぉ……俺にもかまえ！おりゃおりゃっ」

『っ、………お手。』

XU「ニャン」

"ポス"

『かわいいッ！！///////』

XU「そうだ。しうちゃんはかぁーいいんだ！ん？お手するのは犬か？じゃあワンか。Aちゃ～ん、しうわんだワ～ン。クゥ～ン」

『ファーーーーッ///////』

"カシャーッ、カシャーッ、カシャーッ"

XU「あ、何撮ってるんだよ～……俺も撮る！」

『へ？』