私、ATMなんで。33 (ページ18)

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XU「お前なんなの？俺に喧嘩売って、易々ここから出られると思ってんの？」

『ッ、お兄ちゃんっ、近い…ッ！/////私もう時間ないから！////』

XU「まじで一生ここに閉じ込めて、二度とあいつらに会わせねぇぞこの野郎」

『っ！？……ご、ごめんなさい…寂しくないなんて嘘だよ…お兄ちゃんが意地悪言うから、私も意地悪言っただけだよ……お兄ちゃんこそどうなの…？私がいなくて、寂しくないの…』

XU「寂しいし不安だし、嫌。」

『ッ！！』

XU「お前はまたどうせ、俺が見てないところであいつらとよろしくやるんだろ。俺に隠れて、こそこそ仲良くやってんの知ってるんだからな。」

『こそこそって…っ』

XU「……俺がいない5日間が楽しかったって笑って帰って来たら、ガチで泣かせてやるからな。」

『ッ、………お兄ちゃんも一緒に行こうよ…。』

XU「行けるもんなら行きてーよ。」

『………毎日連絡する。』

XU「ん。」

『お土産も買ってくる！』

XU「ん……いっぱい買ってきて。」

『いっぱい？いつもはいらないって言うのに…』

XU「いっぱい。俺への土産を選んでる間は、俺のことしか考えられないだろ？」

『ッ！！！………ずっと、お兄ちゃんのことしか考えないよ…お兄ちゃん大好き。』

XU「ん。気を付けて行って来い。」

『いってきますのギュウする！5日分のギュウ～！』

"ギュ～ッ"

XU「ハハ、5日分？足りないくらいでいいよ。そしたら早く会いたいって思うだろ。」

『もう会いたいっ！今会ってるのにもう会いたいよっ！！やっぱり行きたくないよぉ～！』

XU「仕事は仕事。ほら、行った行った。」

『むぅ～っ！引き止めたのはお兄ちゃんのくせに～！なんて罪な男なのッ！』

XU「仕事は真面目にやるんじゃなかったの？俺はいいよ？本当にここに閉じ込めてやろうか？」

『…………いってきます。』

XU「ん、頑張れよ。」

『お兄ちゃんも頑張ってね……ン～っ、もう一回ギュー！』

XU「ハハッ！キリないって！」

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