私、ATMなんで。33 (ページ17)

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『それではお兄ちゃんっ！第二の故郷、日本へ行ってまいります！！』

XU「ん～…」

『……お兄ちゃん、寂しいの？ちゃんとお留守番できる？』

XU「調子乗んなっ」

『えへへ～っ、だってお兄ちゃんがそんな顔するから！』

XU「嬉しそうにしてんじゃねーよ………何日だっけ？」

『5日間！』

XU「5日…」

『すぐだよすぐっ！お仕事頑張ってくるからね！』

XU「………お前は寂しくないのかよ。5日も俺と離れるんだぞ？俺に会えないんだぞ？夜だって一緒に寝れないし、起きても俺がいないんだぞ？5日間も。」

『え？………え、どうしよ、無理な気がしてきた…』

XU「ほら見ろ。」

『え、お兄ちゃんどうしよ…急に不安になってきちゃった…っ！私なんで5日もお兄ちゃんと離れて平気だと思ったんだろ……正気の沙汰じゃないよ私！！無理だよ無理っ！お兄ちゃんどうしよ！離れたくないっ！！』

XU「よし、じゃあ気をつけて行って来いよ。」

『えぇぇぇっ！？えっえっ、えぇぇぇっ！？私の話聞いてた？！』

XU「うん。いつものAに戻ったからもういい。」

『もういいっ！？もういいって何！！』

XU「お前が何ともない顔してヘラヘラ笑ってたのがムカついた。もう元の異常なAに戻ったからいい。不安なまま日本行っちまえ。」

『ひどいよお兄ちゃんっ！！』

XU「ひどいのはお前だ。俺と離れて平気だなんて……Aのくせに生意気だ。お前はいつだって、俺を想って泣いてればいいんだよ。」

『っ！！！』

XU「さ、俺も仕事の準備しよ～」

『……………寂しくないもん。』

XU「は？」

『そりゃあ、お兄ちゃんと離れてちょっと息苦しいし会いたくて会いたくて震えるだろうけど……でも、寂しくないもん……あいつらが、いるもん。」

XU「ッ！？」

『一人じゃないもん……お兄ちゃんこそ、私が日本であいつらと楽しくやってる間、ヤキモチ妬いて不安になっちゃえ！お兄ちゃんのバーカ！いってきますっ！！』

XU「っ、行かせるかバーカ！」

"グイッ"

『ッ！！//////』