私、ATMなんで。33 (ページ12)

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『ちーがーうっ！お兄ちゃんになら何されたって良いってこと！』

XU「………やっぱり殺せないよ。」

『え？』

XU「お前を殺せるはずない。」

『お兄ちゃん…っ』

XU「だから、浮気なんてしないでよ。わかった？」

『うん、浮気なんてしない。お兄ちゃんとまだまだ生きて一緒にいたい…』

"ギュ…ッ"

XU「ん、俺も………でも、Aに手出した男なら余裕で殺せるよ？なーんちって。にゃはは～」

『私もっ！もしお兄ちゃんが浮気したら、相手の女余裕で殺せるっ！グサッと滅多刺しにしてやる！』

XU「馬鹿だな～、そういうのは足が付かないようなしないと。捕まったら刑務所に入れられて、離れて暮らすことになるんだぞ？」

『あ、そっか！そんなの元も子もないもんね！今から完全犯罪の予習しておかないとね！』

XU「ま、俺はAと違って浮気なんてしないけどな～」

『もうっ！私だってしないってば！』

XU「あははっ！」

『(………ん？浮気？浮気ってことは、私達は付き合ってるってことになるよね…？えっ！私達付き合ってたのっ！？いつの間にっ！！ということは、あんなコトやこんなコトをしても良い関係ってことだよね…っ？キャーーー！！キテ！襲って！！やっと兄妹の一線を超える覚悟をしてくれたのね…っ！こっちはもう何年も前から準備オッケーよ！！さぁしうちゃん！私を貴方色に染めてしまってーーー！！)』

XU「(………やばい、超見てる。なにかを期待した馬鹿な顔して見てきてる……さすがにちょっと言い過ぎたかな～。浮気ってなんだよ、何アホな事言ってんだよ俺。でもだって、Aが他の男ばっか見るから…。どうしよこれ…………うん、寝たフリしよ。)」

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