私、ATMなんで。27 (ページ24)

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『ゔぅ～～っ、違うよ～！私が呼んだんじゃないから～！帰れって行ったもん！それなのにあいつらが押し掛けてきて……私が悪いんじゃないも～～ん！』

XU「その割には楽しそうにキャッキャしてたって報告来てるけど？」

『っ、……チッ！ママめぇ～っ！！』

XU「こら。親に舌打ちすんな。」

『………お兄ちゃん、怒ってる…？』

XU「怒ってる……けど、まぁ母さんもいるし。今日は許してやる。」

『ごめんなさい……大丈夫だよ！泊まるって言ってもあいつらはリビングに雑魚寝でっ XU「泊まるっ！？」

っ！！……あ、え、…ママに聞いたんじゃ…』

XU「泊まるなんて聞いてない。」

『っ、……ごめんなさい』

XU「ハァ～～っ……3人とも泊まんの？」

『うん……寝ちゃったから、ママが起こしたら可哀想って…』

XU「チッ！余計なことを…」

『お兄ちゃん、親に舌打ちは…』

XU「お前は今どこにいんの」

『お兄ちゃんの部屋…』

XU「鍵閉めた？」

『あ、待ってね、閉める！』

"カチャッ"

XU「何があっても朝まで開けるなよ。」

『はいっ！この部屋鍵あったんだね。今まで気づかなかった！』

XU「まぁ、閉めたことなんてないしな。閉めたらAが入ってこられないじゃん。」

『そっ、それは！！いつでも私を待ってるよってこと！？夜這いをかけられる準備はできてますってっ、…覚悟してますってそういうこと！？』

XU「全然違う。覚悟ってなんのだよ。まぁ、待ってるのは間違ってないけど……でもAは、俺のこと待ってたわけじゃないんだな。」

『え？』

XU「あいつらと仲良く遊んで、俺の電話なんてほんとは待ってなかったんだろ？俺のことなんて、考えてなかったんだろ。」

『な、そんな…っ、そんなわけないじゃん！！』

XU「どうだか。」

『………拗ねないでよ。』

XU「はぁ？拗ねてないし。」

『じゃあヤキモチ妬かないで。』

XU「っ、…お前な…」

『お兄ちゃんからの電話、ずっと待ってたよ？いつかかってきてもいいように、お風呂だって入らず待ってたもん。だからすぐに電話に出たじゃん……お兄ちゃんだって、ペンミ終わったらすぐに電話するって言ったよね？もう0時だよ？私との約束、忘れてたんでしょ…』

XU「………母さんから、メール来てて…」

『メール…？』