私、ATMなんで。25 (ページ31)

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『ハァ……そこまで言うなら仕方ない…

"ピッ〈再生〉「あなたの存在自体が気に食わないのよっ！ど素人の分際でチヤホヤされて！私の方が可愛いのにっ、私の方が愛される存在なのに！！目障りなのよ！」"

"ピッ〈再生〉「だったらこれからも、お望み通り傷めつけてやるわ！！お前達が私に屈するまでっ、地獄を味合わせてやるんだから…ッ！！」"

お～、ちゃんと録れてる。』

リリィ「ッ！？…なっ、…いつの間にそんなもの…っ！！」

『いつの間にって…部屋に入る前からだけど？ついこの間買い換えたばっかりなんだよね～。このボイスレコーダー凄いんだぜ！勝手に録音機能が発動してくれて、いついかなる時も、もう録り逃す心配ないんだ！奮発して良かった～！」

リリィ「ボイスレコーダーって……そんなもの持ち歩いて、こうなる事がわかってたって言うの…ッ！？」

『え？ううん、これは毎日持ち歩いてるよ？だって、いつしうちゃんの可愛い声が発せられるかわかんないじゃん。今日のしうちゃんは今日にしか会えないんだぞ？何一つ逃してたまるかよ。ちなみに、お前が持ってるそのビデオカメラ、今はもう一回り小さいサイズが発売されてるぞ。もちろん私は持ってるけど～！持ち運び用とリビング用と寝室用、3つ持ってるもんね～！』

CY.BK.ゴリ「「「……。」」」

リリィ「はっ……あなた、なんなの？頭おかしいんじゃない！？」

『へ？恋する女の必需品でしょ？』

ゴリ「恋する女をみんな犯罪者に仕立ててんじゃねーよ。」

『犯罪？どこが？』

CY「まぁ、これがAの愛し方だから…」

BK「この女みたいに、人に迷惑かけてないんだから可愛いもんだろ！」

ゴリ「いや、絶対ミンソクは迷惑してると思うけど？」

『してないし！しうちゃんは私の愛し方をわかってくれてるし！もう諦めてくれてるし！！』

ゴリ「諦めてんのかよ！戦えよミンソク！！」

『しうちゃんは私の事が大好きなんだも～ん！…で？これからも私に地獄を味合わせてくれるって…？ふ～ん。だったら私は、その何倍もの美味しい地獄をお前に味合わせてやる。』

リリィ「なっ…！！」