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『お願いお兄ちゃんっ…』
XU「………わかった。でもこのまま黙ってなんていられない。あいつのマネージャーに、やめさせるように伝える。これだけは譲れないから。」
『………ごめんなさい、迷惑かけて…』
XU「何言ってんだよ。元は俺のせいで……ごめんな？嫌な思いしたよな…Aごめんね…」
『お兄ちゃん…ッ』
XU「あ〜腹立つ…誰の妹イジメてくれてんだよまったく！」
『お兄ちゃんに手出されるよりはいい…』
XU「アホか。本当に気をつけるんだよ？あの女と仕事一緒の時は、一人にならない。いいな？約束だぞ？」
『はい…』
XU「あ、あと！カメラ小僧がいるところでもだぞ！許可もなく勝手に撮りやがってッ……見つけたらカメラ叩き割ってやる！」
『お兄ちゃん、そんなことしたら訴えられちゃうよ…』
XU「……若い奴？」
『へ？…あ〜、どうかな？お兄ちゃんと同じくらいかな…』
XU「絶対に目なんて合わせちゃダメだぞ。万が一話しかけられても、無視だ無視。」
『前に、お手紙もらった…』
XU「っ、……どんな？」
『う〜ん……応援してます、みたいな…』
XU「ほ〜？」
『……怒った？』
XU「怒った。どうせ電話番号とか書いてたんだろ。下心丸出しじゃねーかよ……チッ」
『ヤ〜、違うよぉ…番号なんて書いてなかったし、書いててもかけるわけないよ…』
XU「あたりまえだ。」
『お兄ちゃんだって、いろんな人に撮られるじゃんか…』
XU「俺はそういう職業だからだろうが。やっぱり、あの時テレビなんて出さなきゃよかった…。お前なんでそんな人気なんだよ〜…」
『知らないよ…』
XU「いっそこのまま閉じ込めるか。」
『えっ！？』
XU「もうAをこの部屋から出さない〜」
『なっ、…えぇ！？でっ、でも！仕事もあるし…っ！』
XU「仕事ならあるじゃん。俺の抱き枕っていうAにしかできない仕事が。」
『うぇぇ〜！？//////』
XU「ブッ、……ハハッ！なんだよその声！冗談に決まってるだろ〜！」
『なんだ冗談か……ちぇ。』
XU「……俺はいいよ？本当に家から出ないで、ずっとここにいてくれても。」
『っ、……』
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作者名：ATMs
| 作成日時：2018年4月10日 2時
