私、ATMなんで。19 (ページ33)

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XU「………もう知らない。もう切る。」

『ッ、やだやだ！ほんとに怒っちゃったの？でもだってっ、私のせいじゃないでしょ！？あいつらが勝手に来たんだもん！』

XU「……あいつらいつ帰んの。」

『明日の夜…』

XU「ふ～ん…明日は何すんの。」

『私は鶴橋に行きたかったんだけどね？あ、鶴橋って所にコリアタウンがあって、お兄ちゃんのグッズいっぱいあるんだよ！シノクボに続く西の聖地！……でもね？小犬がユニバ行きたいって言うから、友達とかとみんなで行くことなって…』

XU「へー。」

『………だめ？嫌だ？』

XU「……駄目じゃない。気をつけて遊ぶんだよ。」

『え～……本当にいいの？嫌じゃないの？』

XU「……お前、嫌って言わせたいんだろ。嫌って言ったらAが喜ぶだけだから言わない。」

『そんなぁ～……だってぇ、お兄ちゃんの束縛は蜜の味なんだもん…いいの？行っちゃうよ？また隣同士で乗り物乗っちゃうよ？』

XU「別にいいんじゃない？俺に嫌われたいなら。」

『っ、嫌だッ！！！』

XU「じゃあ行かなきゃいい。」

『っ、……で、でもっ、あのね？今ほらハロウィンの時期でしょ？ユニバのハロウィンすっごいんだよ！ゾンビが徘徊してるの！超リアルでえっぐいの！一緒に写真撮りたいし、そんなゾンビから逃げ惑い泣け叫ぶいい大人達を見て嘲笑いたい！』

XU「最低だなお前。」

『お兄ちゃん酷い…』

XU「お前のが酷いわ。行けばいいって言ってるじゃん。楽しんでくれば？」

『でも、お兄ちゃんに嫌われたくない…っ』

XU「……冗談に決まってるだろ？Aが意地悪言うから俺も言っただけ。ガキじゃないんだから、いちいちそんなことで怒るかよ。」

『じゃあ、今からのゲームは XU「ゲームは駄目。もう9時だぞ。寝る時間でしょ。」

ブッ！……ハハッ！うん、もう寝る時間だった。ゲームはしなーい！ピ◯チ姫がどうなろうと知ったこっちゃないもんね！』

XU「そうそう。あんな何回も何回もク◯パに捕まって、もはや自業自得だろ。」

『ハハッ！確かに！実はわざと捕まってるんじゃない？毎回マリ◯に助けに来させて、それでどのくらい自分は愛されてるか計ってるんだよ！最初に助けられた時に味しめちゃったんだな～きっと。マ◯オ可哀想だね！』

XU「まんまお前の事じゃねーか。」

『え？』

XU「……とにかく、同じ部屋で寝泊りなんて駄目だぞ。明日は仕方ないけど、遊んでばっかも駄目。ちゃんと勉強しろよ？」