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CY「………」
『腹痛いんじゃなかったの。』
CY「っ、…A…」
『コーラ買って。』
CY「あ、うん。ちょっと待ってね…
ピ、ガコン!
……はい、…」
『さんきゅー』
CY「………」
『……何。言いたいことあるなら言えば?』
CY「っ………急、だね…」
『だなー。昨日決めたから。』
CY「………」
『チッ……なんだよ。たった半年いないだけでいじけてんじゃねーよ。』
CY「っ、…たった…?たったなんかじゃないよ…半年もだよ?半年も、Aに会えない…ッ」
『………』
CY「そりゃあAはどうってことないんだろうけどさ!俺はっ、『寂しくないとは言ってない。』
っ、え…」
『寂しいに決まってる。お兄ちゃんと離れるんだから。』
CY「あぁ、…お兄ちゃんね…」
『……ごめん。』
CY「は?…え、何がごめん…?」
『巻き込んでごめん。』
CY「えっ!?…いやいやっ!何で!?巻き込んだのはこっちで…っ」
『遊園地の写真、出回ってるって……考え無しだった。私がお前のデビューに傷つけた。』
CY「っ、…A、違うよっ…そんなことないよ!俺、…俺も楽しかったしっ、俺の方が考え無しで…っ!ごめん……傷つけて、…守れなくてごめん…っ!」
『お前に守られる筋合いは無いし、むしろ守るのは私の方だ。お前達を守るのが私の仕事なのに、こんなことになって……マネージャーとして失格だ。』
CY「A…」
『…まっ!私がちょっといなくなれば、あの頭空っぽな女共の気も少しは治るだろ。お前は残りの時間、今のイメージを払拭することに最善を尽くすんだ。さらに努力して、そのイケメンらしい顔面で笑顔と愛想を振りまいて?』
CY「っ、…ねぇA、俺やっぱりっ、Aが側にいないならアイドルなんてどうだっていいよ!Aを傷つけてまで、続けたいなんて思わないしっ、Aが離れるくらいなら、俺も辞めて一緒に日本にっ、『嘘つき。』
っ、…え…うそって…」
『お前、楽しいんじゃねーの?今の生活。』
CY「っ、…それは!Aがいるからで…ッ」
『違う。私抜きにしたって、お前楽しんでるよ。新しいことどんどん吸収できるこの環境、手放すのは惜しいと思ってる。だろ?』
CY「っ、…」
『ダンスは下手だしヘタレだし女見る目無いけど…お前向いてるよ、アイドル。』
CY「女見る目無いって。」
『私も、…楽しい……と、思う…』
CY「は…?」
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作者名:ATMs | 作成日時:2017年9月28日 5時