検索窓
今日:15 hit、昨日:5 hit、合計:271,070 hit

868 ページ42

『っ、……ママ…ッ、…そんな…違うよっ、……私が、馬鹿だから……だからっ…!』


母「そうね。あなたは馬鹿ね。」


『………』


母「馬鹿だけど……やっぱり私は、お兄ちゃんに負けないくらいあなたが可愛くて仕方ないのよ。」


『っ、…ママぁ…』


母「だから、もう少し甘えてなさいよ……寂しいじゃない…」


『〜〜っ、……グスッ』


XU「みんな、なんだかんだでAには甘いんだよな〜」


母「あなたにだけは言われたくないわ。」


『ゔぅ〜……でもっ、……でもぉ…ッ!ママぁ〜…』


母「………そんなに行きたいの?お兄ちゃんや私たちと離れてまで?」


『離れたくはないよ……でも、今のこの状況で、私がお兄ちゃんの側にいるのが良くない事はわかる………お兄ちゃんにも…それに、あいつらにまで迷惑かけることはできない。私はあいつらのマネージャーなのに、支えなきゃいけない立場なのに、私があいつらのデビューを邪魔してる…そんなの、すごく嫌だ…っ』


母「………ちゃんと、成長してるのね。」


『え…?』


母「いつまでもどうしようもない子供だと思ってたけど……ちゃんと、周りのことを見て行動ができるようになったのね…」


『………』


XU「……母さん、こいつちゃんとやってるみたいだよ。そりゃあ、まだまだ周りに迷惑かけることもあるだろうけど、でも……こんな目に遭っても続けたいと思うくらい、こいつなりにちゃんと楽しんでやってるみたい。意外と向いてるんだと思う。だからさ、こいつがこのままここで潰されるのは…俺も悔しい。」


『っ、…お兄ちゃん…』


母「……お仕事休むにしても、家で大人しくしてたらいけないの?何もわざわざ海外なんて…」


XU「ハハ、こいつが大人しくできると思う?」


母「それは…っ」


XU「……こいつなりに考えたんだと思う。俺の為だけじゃなく、あいつらの事も考えて決断したって、これって凄いことじゃない?俺びっくりしたもん。留学だって、Aなりにちゃんと考えてのことだと思う。こいつ、いつの間にか日本語も喋れるようになってんだよ?凄くない?これだって、将来必ず役にたつよ。日本でもっとちゃんと勉強するって言ってた。な?」


『うん…』

869→←867



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (240 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
793人がお気に入り
設定タグ:EXO , ミンソク , カイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ATMs | 作成日時:2017年9月28日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。