私、ATMなんで。18 (ページ12)

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全てはチャンベクが仕組んだ罠お兄ちゃん、ごめんなさい…

『………よし。

"プルルルル…"

わっ！？…………っ、もしもし、お兄ちゃん…？』

XU「A！？」

『っ、…うん、Aだよ…』

XU「～っ、ハァ～～………もう～、…心配した…」

『ごめんなさい…』

XU「……なんで無視したんだよ。」

『っ、………無視ってわけじゃ、なくて……ごめんなさい…。』

XU「何かあったの？危ないことでもあった？」

『違うよっ！何も無い！ほんとに、何もなくて……何も、無さ過ぎるからっ、…』

XU「A…？」

『………ごめんなさい、お兄ちゃんに…かまって欲しかったの…ごめんなさい…っ！』

XU「……俺にかまってほしいから、返事しなかったの？なんか矛盾してない？それ。」

『っ、……だって、チャンベクがね？私から離れたら、もっとお兄ちゃんがかまってくれるようになるって…会いに来てくれるって…っ！』

XU「あんっの糞犬共め……それにまんまと乗せられたわけね、Aは。そんで、俺はまんまと心配したわけだ。馬鹿馬鹿しい。」

『ッ、ごめんなさいっ！！ごめんねお兄ちゃんっ、……でも、お兄ちゃんに会いたくてっ、…お兄ちゃん不足で、何も考えられなくて…っ！』

XU「………何日会ってない？」

『8日と9時間28分…』

XU「あぁ、そう…。お前が中国なんて行くからだろ～」

『まだ、お土産も渡せてないよ…』

XU「ごめんな？今は空いてる時間あれば全部ルームメイトの撮影詰まっててさ…」

『……お兄ちゃん、今そっちのお家じゃないの？電話してていいの…？』

XU「トイレに篭ってる。さすがにここにはカメラ無いから。」

『ちぇ…』

XU「ちぇってなんだよ。」

『………もう、怒ってない？』

XU「…別に、最初から怒ってるわけじゃない。ただ、何かあったんじゃないかって心配しただけ。また勝手にどっか海外行っちゃったのかな～って。」

『ごめんなさい…』