私、ATMなんで。11 (ページ10)

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『お兄ちゃんの匂いがすると思ったらこんな近くにっ！！お兄ちゃんお兄ちゃんっ！お仕事中に会えるなんて、まさに運命っ！』

XU「はいはい、わかったから離れろ。」

『嫌っ！！充電するの～！お仕事しんどいよ疲れたよぉ～！』

先生「充電する程働いてないだろ。」

『うっせぇ！！』

XU「こらAっ！生意気言うなって言ってるだろ！」

『っ、………ごめんなさい…』

XU「ちゃんと真面目に働かなきゃでしょ？周りに迷惑かけないで。社会人として自覚をちゃんと持ちなさい。」

『………はい。でもお兄ちゃん、…お兄ちゃんとの時間減って寂しい…』

先生「え、お前退勤時間にはもう姿見えないけど？速攻で帰って二人で過ごしてんじゃねーの？」

XU「俺だって寂しいよ？」

先生「え、寂しいの？」

XU「前より心配事も増えたし、ほんと気が気じゃない…」

『お兄ちゃん……お兄ちゃんに安心してもらえるように、私頑張るからね？でも、お兄ちゃんと離れてると元気出ないから、時間空いたらお電話とかメッセージとか送ってくれる？そしたら私、いっぱい頑張れるっ！！』

先生「いやいや、そんなの余計にサボるだけじゃ…」

XU「じゃあ、Aもちゃんと報告するんだよ？どんな事したとかどんな男に会ったとか。」

先生「えー…」

『うんっ！わかった！！包み隠さずぜーんぶ報告するからねっ！ふふふっ、これで元気出た！残りの一時間、頑張ってお仕事してくるねっ！』

先生「三時間だ馬鹿野郎。」

XU「俺も今日はここで終わりだから、一緒に帰ろ。ちょっと待ってて。」

『わーい！お兄ちゃんっ、今日は何食べたい！？お兄ちゃんの為ならなんだって作っちゃうよ！』

XU「Aの作るのなら何でも好きだよ。」

『ヤダもぉ～っ！私も好きだぞッ！！』

先生「ミンソガ、……ヒョンはドン引きだ。」

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