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SE「……先生遅いな……なんで僕だけ…」
"ガチャ"
『オツカレサマデース』
SE「ヌナっ！」
『あぁ、お前か…何してんだよ一人で。』
SE「僕だけ居残り…。ヌナのお疲れ様、棒読みが凄いね。」
『言わされてんだよめんどくせぇ！まじ社畜だよかったり〜』
SE「ハハ！ヌナがちゃんとお仕事してる！」
『私は真面目で偉いからな。おい、私がここにいる事誰にも言うなよ。ちょっと昼寝しに来ただけなんだから。』
SE「どこが真面目なの…」
『他のゴミ虫達は？』
SE「ゴミ虫は言い過ぎ……みんな予定あるって帰っちゃった…僕だけ居残りなんだよ。今日は誕生日なのに…」
『誰の？』
SE「僕の！」
『へー………じゃあ、おやすみ。』
SE「それだけ！？」
『あぁ、6時になったら教えて。退勤時間だから。』
SE「違う！そうじゃなくて、僕お誕生日なのっ！おめでとうって言ってよっ！」
『なんで？』
SE「なっ、…んで…？……お誕生日…だから……誰も言ってくれないんだもん…みんな忘れちゃったのかな…」
『覚えてる価値のないものと判断したんだろうな。』
SE「っ、………グスッ」
『おいおい泣くなよ？私が悪いみたいじゃねーか。365日毎日誰かの誕生日なんだぞ。いちいち覚えてられっかよ。諦めろ。』
SE「ゔわぁ〜〜んっ！！！」
『えぇ〜……あー、…ほら、飴ちゃんをやろう。』
SE「びぇぇぇぇぇぇぇんっ！！」
『なんっでだよッ！！！泣くな鬱陶しい！！』
SE「っ、…ふぇ…グスンっ……お誕生日、…なのに…っ！」
『…………おめでと。』
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作者名：ATMs
| 作成日時：2017年4月13日 22時
