私、ATMなんで。10 (ページ33)

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『デカ犬～、浮き輪引っ張らしてやる。』

CY「ほんとっ！？わーい！」

BK「あっ、俺の浮き輪だぞ！お前は掴むなよ！」

『うっせ～。今からは流れるプールに身をまかせるんだ。お前も足浮かせろよ。思うように進まねぇだろ。』

BK「そんな事できるか！ただでさえ流れ早いのに！死ぬわっ！」

CY「ハハッ！ベク、足がつく深さだし、浮き輪に入ってるんだから大丈夫だよ！俺がちゃんと紐握っとくし！…あれ？ジョンデとギョンスは？」

BK「さっき上がって行った。疲れたから先に帰る準備してるって。」

『帰る前にソフトクリーム食べたいな～……な、チャニョル。』

CY「へっ！？あっ、うん！食べたいね！食べようねっ！」

『そこまで言うなら仕方ねぇ、買わせてやる。』

CY「………ありがとう。」

BK「チャニョル、嫌なら嫌って言っていいんだぞ？こんな奴を甘やかしたって良いことないって言ってるだろうが！」

『うるせぇっ！買うっつってんだからいいんだよ！てめぇはさっさと足上げやがれ！』

"ドスッドスッ！"

BK「あっ、蹴るな馬鹿！痛ぇだろっ！」

"バシャバシャッ！"

子供「ッ、…ぁっ、…ゴホッ…ぅぁッ…た、…助け…っ！」

『………ッ！！！貸せっ！』

BK「ふぇっ！？お、おいっ！返せ浮き輪ッ！！」

CY「えっ！？Aどこ行くっ、………あっ！溺れてるっ！！」

『おいっ、これ！これ掴まれっ！』

子供「ハァッ、ゴホッゴホッ！…ハァ、ハァ…ッ！」

『大丈夫か？水飲んだ？』

CY「A…っ！キミ、大丈夫っ？！とにかく上がろう！お兄ちゃんに掴まって！」

子供「ハァッ、ハァッ……っ、…ありがとう、ございます…！」

『無事ならいい……一人か？お前の身長じゃ、ここのプールはギリギリだろ。ガキが一人でなんて危ねぇだろーが。』

子供「っ、……」

CY「ちょ、Aっ…」

子供「ふぇッ……ごめ、…なさ…っ！うぇ～～ん！」

CY「あ～っ！泣かないで泣かないで！ほら見て！？このお姉ちゃん口は悪いけど顔だけは良いんだ！だから大丈夫！怖くないからね？！」

『それなんのフォローだよぶっ殺すぞ？』

子供「びぇぇぇぇぇぇぇぇんっ！！！」

CY「もうっ！！泣かせないでよAっ！！」

『私は悪くねぇっ！あれ……小犬は？』