私、ATMなんで。9 (ページ22)

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『むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ』

XU「………何食ってんの？」

『わっ、ひうたん！おわいり！(あっ、しうちゃん！おかえり！)

むしゃむしゃむしゃむしゃ』

XU「ただいま…」

『ゴックン。ズズズズーっ……あ～、沁みるわ～。お茶菓子にお饅頭あったの！美味しいよ！』

XU「美味しいよって…もうないじゃん。」

『へへへ～、美味しかったから全部食べちゃった！あとでまた貰おう～。しうちゃんお電話終わったの？』

XU「うん。終わった…」

『じゃあ、夕飯まで時間あるし、さっそくお風呂入ろっか！』

XU「えっ！」

『え…？入らないの？温泉来たのに？』

XU「あ～……いや、入るよ？えっと、…大浴場でしょ？」

『大浴場も行くよ！でもお部屋のも入ろ！せっかく素敵な露天風呂付いてるんだもん！』

XU「…………うん。だよな。じゃあAが先にこっち入りな。俺は大浴場行ってくるから。」

『えっ！？なんで？！』

XU「なんでって……一緒には入れないじゃん…」

『なんでっ？！』

XU「いやだから、…風呂だよ？」

『うん。お風呂だよ？………あぁ！そういうことか！』

XU「そうそう。そういうこ『大丈夫だよ！』

………なにが？」

『いくらしうちゃんの素晴らしい肉体美を拝んで理性が吹っ飛びそうになるからって、そんないきなり襲ったりなんてしないよ！こんな真昼間からそんなハシタナイこと、さすがの私もしません～！しうちゃんのことは大事にしたいもん！だから怖がらなくていいよ！ゆっくり進んでいこうね？』

XU「どこにだよ。………ハァ、そういうことじゃないでしょ。お風呂なんて一緒に入れないよ。」

『兄妹なのに？』

XU「……兄妹だからだろうが。」

『しうちゃんて、ウブだよね。』

XU「はぁ～っ？」