私、ATMなんで。8 (ページ26)

今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:468,180 hit

370 ページ26

『うんっ！ヤバイ、本当にデートみたいっ！』

XU「みたいじゃなくて、デートでしょ？」

『っ////』

XU「あ、俺カバン欲しかったんだよね～。ちょうどよかった。」

『ハッ！お兄ちゃん、どっかATMある所寄って！お金おろしてくる！カバンっていくら？ブランド物？！』

XU「なんでお前に買ってもらうんだよ…」

『え、だってデートしてくれるんでしょ？こういうのって、デートして欲しい方がお金出すんじゃないの？チャニョっ、…犬との遊園地は全額出させたよ？』

XU「お前の中の常識とやらは、いったいどうなってるんだ？」

『そもそも！私はしうちゃんのATMだよっ！しうちゃんの為にお金を使えるなんて、こんな幸せな事はないよ！』

XU「アホか。覚えとけ、デートは男が払うもんなの。」

『そ、そんなっ、女の子みたいな扱い…っ/////』

XU「みたいって…女だろうが。」

『あれ？なんかこれ…デジャブ？』(p365参照)

XU「は？……とにかく、今日は払わなくていいから。それに、制服着た女子高生に払わせるって…そんなかっこ悪い事できるかよ。」

『あっ！そうじゃん！私制服！大丈夫？！援助交際と間違えられない？！』

XU「悪かったなおっさんで。」

『いやいやっ、そういうつもりじゃなくて…っ！！制服着た女と一緒にいるところ見られたら、変な噂になるんじゃ…』

XU「……まぁ、見つからないに越したことはないけど、もう妹がいるって世間にはバレてるし、言い訳ならどうにでもなる。デートだけど、家族と買い物してるだけじゃん。だからお前は、堂々としてればいいよ。」

『うん………ハッ！そうだ！しうちゃんも制服着ればいいんじゃないっ！？そしたら、どこからどう見てもただの高校生カップル！放課後デート！超良いアイディア学ラン希望っ！』

XU「却下。」

.