私、ATMなんで。8 (ページ25)

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『フフフフッ！デートデートっ！』

XU「どこ行く～？」

『ラブホ！』

XU「帰るぞ。」

『嘘嘘嘘っ！ちょっと言ってみただけ！あわよくばと思っただけ！』

XU「あわよくばがあると思えたのがすげーよ。お前はまったく……あ、そうだ。課題してこなかったんだって？居残りなんて…ちゃんとしなきゃ駄目だろ。」

『だって…すぐ終わるやつだったから、遊園地から帰ってからやろうと思ってて…』

XU「あ～……ごめん。」

『ううん！課題なんかよりも、お兄ちゃんとのベッドインの方が大事だもん！帰っててもどうせ疲れてやってなかったし、大丈夫！』

XU「何が大丈夫だよ馬鹿。お前、ちゃんと卒業できんの？」

『余裕！卒業はもうそこまで迫ってる！早くお兄ちゃんと一緒に住んで、早くお兄ちゃんのマネージャーになって、早くお兄ちゃんをお嫁にもらいたいっ！』

XU「俺がもらわれんのかよ…」

『うん！お兄ちゃんを幸せにできるのは、私しかいないからねっ！』

XU「言い切ったな……とにかく、最後まで真面目にやれよ？練習生公演も。ちゃんと練習してんのか？」

『してる。してるのにお兄ちゃん来ない。ずっと待ってるのに…』

XU「言ったでしょ、俺は通しリハくらいだよ。それまでちゃんと頑張って。わかった？」

『………わかった～』

XU「えらいえらい。で、どこ行こっか。ご飯？買い物？映画？このままドライブでもいいよ？」

『う～ン……本当に、お兄ちゃんと行けるならどこでも、何でも嬉しいから…』

XU「俺としたい事ないの？」

『セック XU「やめにするか？」

………ドライブも映画も買い物もご飯も。」

XU「ハハ、全部かよ。よし、じゃあショッピングモールにするか。ちょっと離れた所に新しくできたじゃん。ドライブがてら行って、映画見て買い物して飯食って帰ろ。」