私、ATMなんで。8 (ページ21)

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"キーンコーンカーンコーン…"

『………』

BK「……何読んでんの？漫画？…え、少女漫画？！お前もそんな女子みたいなの読むの？！」

『女子みたいってなんだよ。女子だよ。』

"ガラッ"

CY「A！おはよう！昨日ぶりっ！」

『………』

CH「おはよう！…え、漫画？珍しいね！」

BK「おはよう。だよな、びっくりだよな。こいつが少女漫画って…」

『これは私のバイブルだ。少女漫画界、史上最高傑作と言っても過言ではない作品だ！』

CH「へ～！Aちゃんも乙女なところあるんだね！」

『乙女みたいってなんだよ。乙女だよ。』

CY「……俺知ってる。その漫画、実の兄妹が恋愛するやつ…」

BH.CH「「えっ！？」」

CY「しかも実っちゃうやつ…」

BK.CH「「えーっ！！」」

『私がお手本にしている素晴らしい作品だ。最後は親をも棄て、二人っきりで誰も知らない遠い地で身を寄せ合って生きていく……なんてピュアピュアにロマンチックなんだ！全女子の憧れがここにつまってる！』

BH「ドロドロじゃねーかっ！」

CH「ははは……で、チャニョルは何で少女漫画なんか知ってるの？」

CY「姉ちゃんの漫画たまに読んでるから。少女漫画おもしろいよ！これはドロドロだけど、他のはキュンキュンするよ！」

BH「キュンキュンとか言うなよ……それより、昨日はどうだったんだ？チャニョラ。」

CH「もうね、会った瞬間その話ばっかり…」

CY「ベク～～っ！やばいよA超可愛いよっ！もうね、俺ねっ！A大好きっ！」

BK「いや、うん。それは知ってる。不思議で仕方ないけど。」

CY「フフフッ！本当に最高だった！最高のデートだよっ！手を繋いでギュウまでして…ぐふふっ！」

BK「はぁ？！」

CH「見てよこの写真……朝コンビニ寄ってわざわざコピーして来たんだよ…」

BK「写真？…………はぁぁぁっ？！」

CY「ねっ？！凄いでしょ？！デートでしょ？！ラブラブでしょ？！」

BK「……どんな手使ったんだよ。」