私、ATMなんで。8 (ページ19)

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XU「……A、もっとそっち寄って。」

『んー…』

XU「あ～、今日も疲れた。おやすみ。」

『んー…』

"ぎゅーっ"

XU「っ、……そんなに抱き着かれたら、苦しくて寝れないんだけど？」

『お兄ちゃん、お酒臭い…』

XU「うそ？言うほど飲んでないんだけどなー……臭いなら離れたら？」

『やっ』

"ぎゅーーっ"

XU「ゔぇ……だから、苦しいって…！」

『お兄ちゃん、今日はほんとにごめんね…？嫌な思いさせて…』

XU「……それはもういいって。朝から遊んでたんだろ？Aも疲れてるでしょ。早く寝て。明日は早起きして、制服着替えに帰らないといけないんだから。」

『……やっぱり、ここに住みたい…ずっとお兄ちゃんと一緒がいい…』

XU「………今だって、住んでるようなもんじゃん。週に何回来てるんだよ。」

『そうだけどっ、……もっと！もっとずっと一緒がいいの！』

XU「う～ん……学生の間は、ちゃんと母さん達と暮らしな？卒業して、それでもここに住みたいなら、考えてあげてもいい。」

『考えてって……お兄ちゃんは嫌なの？』

XU「嫌じゃないけど……ちょっと考える。」

『私がもっともっとお兄ちゃんに依存しゃうから？めんどくさい…？』

XU「違う………逆だよ。俺が、もっともっとAに依存しちゃうから。」

『っ！？』

XU「兄ちゃんどうやら、シスコン具合が増したらしい…」

『(知ってる)』

XU「だから、ちょっと冷静に考える。」

『冷静になんて、ならなくていいもん…』

XU「ハハハ。冷静に考えるけど…でも、Aも社会人になったら忙しくなるし、今みたいに頻繁には会えなくなるから、一緒に住むのも悪くないなって思ってるよ？」

『本当っ？！ふふふっ、お兄ちゃん好きぃ～！』

XU「……チャニョルより？」

『比べるまでもない！チャニョルよりギョンスよりルハンより、お兄ちゃんが好きっ！』