私、ATMなんで。7 (ページ39)

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XU「切れ端でも、俺の為に作ったんでしょ？来年からは、切れ端も全部ちょうだい。わかった？」

『……全部？』

XU「うん、全部。」

『それは、私の愛を全部受け止めてくれるってこと…？』

XU「愛なら尚更でしょ。俺への愛を、他の奴にやる意味がわからない。」

『～～っ、お兄ちゃんっ！！！どうしようっ止まらない！好きが止まらないっ！！受け止めてっ！ぜ～んぶ受け止めてねっ？！お兄ちゃ～ん！好きっ！大好きっ！！あ～～もうっ！愛してる！！』

XU「知ってる～。義理なんて、あげなくていいんだよ。」

『お兄ちゃんお兄ちゃんっ、あ～んして！』

XU「………はい。」

『ダメッ！ちゃんと、あ～～って言いながら食べさせて！』

XU「………あ～」

『あ～～…んっ！！フフフ！美味しい！間接キッス美味しいっ！幸せの味～！』

XU「……よかったな。」

『はいっ！お兄ちゃんも！あ～～』

XU「っ、………(パク」

『美味しいっ？！』

XU「うん、美味しいよ。さっきも言ったでしょ。」

『さっきより美味しい？！』

XU「……うん。」

『へへへっ////お兄ちゃん！来年も愛情いっぱいのチョコレート、プレゼントするからねっ！』

XU「……俺にだけ？」

『お兄ちゃんにだけ～～！』

XU「ん。楽しみにしてる。」

『ぐふふっ！こんなに甘ったるいラブラブな夜になるなんて…っ！義理チョコなんてまじで意味がわかんなかったけどなかなか使えるねっ！バレンタインデーを作ったお菓子業界に感謝だよっ！！』

XU「お前な…」

『あんな切れ端でもホワイトデーは30倍返しで儲かるし！お兄ちゃんの嫉妬は美味しいし！バレンタインまじ最高っ！ありがとう聖ヴァレンティヌスっ！ありがとう国生さ◯りっ！お兄ちゃん！ハッピーバレンタインっ！』

XU「国◯さゆりは関係ねぇだろ。

………え、俺も30倍返し？」

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