私、ATMなんで。6 (ページ15)

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『金ふんだくれるだけふんだくって。精神的苦痛の方でも追い詰めて。』

先生「容赦ねーな。今の流れなんだったんだよ。」

『あいつの気持ち痛い程わかるんだから、あいつだって私の気持ちわかってるはずだよ。もし逆の立場なら、向こうだって同じ事してるはず。ペンは金がいくらあっても足りないんだ。奪い取った慰謝料で、思う存分貢いでやる！』

先生「鬼か悪魔かお前は……まぁ、怖い思いをした被害者なのは間違いないな。」

チョン「あ、そうだ。その事なんだが、妹。お前…煽ったりしてないよな？あのペンを、わざわざ怒らせるような事言ったりしてないよな…？」

『はぁ？当たり前じゃん！！むしろ、私もお前の仲間だぞって歩み寄ろうしたんだ！それをあの女はグサッて！！私は正真正銘、慰謝料たんまりもらう権利のある被害者だっ！』

先生「怪しい…」

XU「………すみません、ちょっと二人にしてもらえますか？」

『キャーッ！病室！密室！二人きり！なんかえろいっ！！』

チョン「………もう帰ってもいいって言われてるから、話し終わったら出てこい。地下に車回しとくから。」

先生「じゃ、ごゆっくりー」

"…バタン"

XU「……」

『………お兄ちゃん？』

XU「A…っ」

"ギュッ…"

『っ！！！！』

XU「よかったっ、無事で…！」

『～～っ、……おに、…ちゃ…っ、……ふぇっ、…ゔぇ～～っ！！こわ、…かったッ！ヒッ…うぇ～～ん！！お兄ちゃ～～っ！！』

XU「ごめんっ、…ごめんな？怖かったよな…ほんとに、無事でよかった…っ」

『ゔぇ～～んっ！！怖かったよぉ～～っ！お兄ちゃんっお兄ちゃ～～んっ！！』

XU「ほんとに、どこも怪我してない？」

『ゔんっ！ヒッ、…ゔわぁ～～ん！ハスハスハスハス。…うぇ～～んっ！！』

XU「……」

『まだ怖いよ震えが止まらないよぉ～～っ！ゔわぁ～～んっ、お兄ちゃんもっとギュウしてよぉ～～っ！ハスハスハスハスっ、

"バシンッ！"

イテッ！なんで？！なんで叩くの？！刺された時より痛かったよっ？！』

XU「嗅ぐなって言ってんだろ………ハァ。A、帰るぞ。」

『はいっ！！お兄ちゃん！急いで来てくれてありがとうっ！愛だねっ！大好きだよ！死んでも大好きっ！！』

XU「死なせるか馬鹿。」

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