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『zzz』
XU「マヌケ面……さて、運ぶか。よいっ、しょ！……あ〜、布団出さなきゃ……いっか、今日はベッドに寝かせよ。」
『ぐふふふふっ……ハスハスハスッ』
"ギュ〜ッ！"
XU「っ、………てめぇ、起きてんだろ」
『ぐー、ぐー、ハスハスハスハスッ…(ニタ〜』
XU「っ、寝たふりしてんじゃねーよ！起きたんなら自分で歩けっ！嗅ぐな！」
『嫌っ！』
"ギューッ！"
XU「苦しい苦しいっ！」
『キャー！お姫様抱っこ〜っ！お兄ちゃん、お帰りなさい！待ってたよ！』
XU「寝てたじゃん。」
『寝たふりだもーん！お兄ちゃん、不束者ですが、今日からよろしくお願いします！』
XU「はいはい、よろしくお願いしますよ。いいから、降ろすぞ？」
『やだーっ！』
"ギューーッ！"
XU「ちょっ、まじで苦しいって！」
『お兄ちゃん、今日は一緒に寝ようね！』
XU「いや、来客用の布団あるし。お前それで寝ろよ。物置にしてた部屋もちょっと片付けといたから、お前はその部屋使いな。」
『えっ……なんで？』
XU「いや、なんでってなんで？」
『同棲生活初日にして別々で寝るなんてッ……そんな冷めた生活は嫌よっ！』
XU「同棲じゃない、同居だ。」
『一緒に暮らすことには変わらないもん！一緒に寝ようよ〜！ね？お願い〜、変なことしないから〜！』
XU「当然だ馬鹿！布団あるんだから、別々で寝るに決まってんだろ。お前、もう18だぞ？その歳で兄貴と寝てる友達なんて、周りにいないだろ？」
『友達いないからわかんない。』
XU「あ、ごめん…」
『今日だけっ！今日だけでいいから、一緒に寝て…？記念すべき日だもん…思い出に残したいよ………グスンッ』
XU「っ、………ハァ〜っ、わかったよ…今日だけだからな。」
『っ、ヤッター！可愛いの買ってきてよかったー！』
XU「何を買ってきたの…？俺風呂入ってくるから、先に寝てろ。」
『お背中流しますっ！』
XU「けっこうですっ！」
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作者名：ATMs
| 作成日時：2016年12月2日 17時
